バッカニアーズGM、ブレイディの後継者候補としてQBギャバートを視野に
2021年02月13日(土) 00:03トム・ブレイディは少なくともあと1年はタンパベイ・バッカニアーズでプレーする予定であり、スーバーボウルウイークのコメントからすると、それはもっと長くなるかもしれない。しかし、いつか――おそらくこの10年の間に――はバッカニアーズも、歴史に残る最も偉大なクオーターバック(QB)の後継者を指名しなくてはならないだろう。
ジェネラルマネジャー(GM)のジェイソン・リヒトは、2020年にブレイディのバックアップを務めたブレイン・ギャバートが“TB12”の後継者になり得ると考えている。
「第一に、私は彼のエネルギーがとても気に入っている」とリヒトは『Pewter Report(ピューター・レポート)』のテイラー・ジェンキンスに語った。「今年はサイドラインにいて、ブレインとは非常に親しくなった。彼は本当に頭のいい男だが、唯一無二でもあり、スカウトも私もよくこの話をしている。毎日練習で彼の投球を見るのはとても楽しい。大砲を持っているからね。投げる時の精度も素晴らしいし、タイトなウインドーでも難なく通してしまう。デトロイト戦でプレーしたが、もっと多くプレーしていたならば、彼の才能に多くの人が気付いたはずだ。何しろ、もう何年か同じシステムにいるのだからね」
31歳のギャバートはプレシーズンに肩を痛めて2019年シーズン全てを棒に振った。昨年は4試合に出場し、16回中9回のパスをコンプリート、143ヤードと2回のタッチダウンを奪った。
全体10位でジャクソンビル・ジャガーズに指名されたギャバートはサンフランシスコ49ersにいた2015年以降、6試合以上で先発したことがない。2012年にジャガーズで10試合に先発したが、トレードされ、チームを渡り歩くことになる。
ブレイディの続投が決まっていること、そして健康に関する彼の実績を考えると、バッカニアーズにとって後継者探しは差し迫った問題ではない。2021年もスーパーボウルでチャンピオンに輝くことが一番のゴールだ。しかし、リヒトはギャバートが後継者になることについてオープンな考えを持ち続けている。
「今の段階では何も除外するつもりはない」とリヒトは述べた。
フリーエージェントになろうとするバックアップQBを持つスーパーボウル王者のGMらしい言葉だ。バッカニアーズとしてはギャバートに戻ってきてもらいたいはずであり、いずれブレイディの後継者になれるかもしれないというのは、比較的安価でベテランを復帰させるのに十分魅力的なはずだ。
今のところ、ブレイディの後継者というのは単なる仮定でしかない。あらゆる道筋を検討してから最終的な決断を下すことがリヒトにとって正解だ。しかし、それはまだ先の話となる。
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