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タイタンズがDEワットに食指、試合を愛する人間が必要だとGM

2021年02月17日(水) 14:53

ヒューストン・テキサンズのJ.J.ワット【AP Photo/Michael Wyke】

テネシー・タイタンズは一見した印象以上に重要な時期にあるのかもしれない。

昨オフシーズン、ジェネラルマネジャー(GM)ジョン・ロビンソンの最も注目すべき仕事の多くが不発に終わった。1巡目で選択したタックル(T)アイザイア・ウィルソンはフィールド外のさまざまな問題によってわずかスナップ3回分のプレーにとどまっている。エッジラッシャーのビック・ビースリーはキャンプに集合せず、その後はしぶしぶ従ったものの、タイタンズにいることを望んでいるようには決して見えなかった。アウトサイドラインバッカー(OLB)のジェイデビオン・クロウニーの迫力に欠けるシーズンは負傷によって早い段階で終わっている。

タイタンズはディフェンス面に穴を残すことになり、ロビンソンGMは同じ結果を繰り返すことのできない状況に置かれている。

ロビンソンは改善策として、ベテランディフェンシブエンド(DE)のJ.J.ワット獲得という手に出ることができる。ヒューストン・テキサンズの一員としてAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)南地区で戦っていたワットについては、タイタンズも馴染みあるところだ。ロビンソンは現地16日(火)、ワットの代理人に連絡を取ったと明かしている。ワットが行先を決断するプロセスはまだ序盤だと話すロビンソンは、一つの逸話を披露した。

「彼は覚えていないだろうが、私はペイトリオッツにいたとき(カレッジスカウト部門責任者だった2011年)に彼のワークアウトをやったことがある。彼は2時間ほど、私をフィールドで振り回してくれた」とロビンソンは昔を振り返った。

タイタンズは2021年にワットが自分たちのブルーを身にまとってくれることを願っているが、一方でワットほどの技量の選手を加えるにはそれに必要なキャップスペースを空けなければならない。また、ライトタックル(RT)は誰になるかも考えなければならない。

そこに収まると見られていたのがウィルソンだが、ルーキーシーズンにはタイタンズが勝利した試合の終盤に、ニールダウンを3回行った際にフィールドに出ていたのみだった。1巡目指名選手としては考えられる限りで最悪の部類に入るシーズンを終えたウィルソンとは、リザーブ/フットボール外負傷者リストに位置づけられて以来、直接話していないとロビンソンは明かしている。

「彼を選択する上で、われわれは多くの作業を行った。評価し、さまざまな情報元と話し、数えきれないくらい彼の元を訪ねた」とロビンソンは振り返る。

「どんな理由かは知らないが、この秋にナッシュビルにいた選手は、われわれが昨年に時間を費やした選手ではなかった」

ウィルソンにナッシュビルでの未来はあるのか問われたロビンソンは「どうなるか見てみよう」と話し、こう続けた。

「われわれはボールを愛する選手を探し続けなければならない。本当にプロフットボールの試合をプレーしたいと思っている選手だ」

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