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QBロスリスバーガーの未来について明言を避けるスティーラーズGMコルバート

2021年02月18日(木) 11:22

ピッツバーグ・スティーラーズのベン・ロスリスバーガー【AP Photo/Don Wright】

ピッツバーグ・スティーラーズのジェネラルマネジャーであるケビン・コルバートには、現地17日(水)の記者対応中にベン・ロスリスバーガーが2021年もチームのクオーターバック(QB)だと支持するチャンスがあった。

だが、コルバートはあいまいな反応しか見せていない。

コルバートGMは自分とオーナーのアート・ルーニー二世、ヘッドコーチ(HC)マイク・トムリンがいたミーティングで、ビッグベンがプレー続行の意思を繰り返したと話している。

チームによれば、コルバートGMは「われわれはきわめて率直に、現在の状況を見る必要があると彼に話した」と明かしたという。

現在の契約でロスリスバーガーはスティーラーズのサラリーキャップに対して4,125万ドル(約43億6,000万円)を占めることになる。スティーラーズの首脳陣は以前、ロースターにロスリスバーガーをとどめるためには何らかの調整が必要だと指摘。ビッグベンは18年目のシーズンもスティーラーズのQBであるために、ソリューションを見いだすことに対しては友好的な姿勢を見せていた。

コルバートGMの慎重な言い方からすると、スティーラーズが次の段階に移る構えである可能性もある。

「われわれが今日、ここにいる段階では、ベンはピッツバーグ・スティーラーズのメンバーだ」とコルバートGMは話した。

コルバートGMのコメントはロサンゼルス・ラムズのレス・スニードGMによるQBジャレッド・ゴフのトレード直前の言葉を思い起こさせる。

スティーラーズがロスリスバーガーと袂を分かつとして、それでもロスリスバーガーはチームのサラリーキャップに2,250万ドル(約23億8,000万円)の影響を残すことになる。

コルバートGMのコメントはチームに有利なソリューションに向けて、ビッグベンを軟化させることを意図したものである可能性がある。コルバートGMはスティーラーズの財政的な状況がすべての決断に先立つと述べた。

「われわれとベンの双方の利益を守りつつ、共にチームにとってベストのことを行う道を見積もっていく中で、整合性を保つ必要があるため、財政的な部分を真っ先に考えなければならない。ともに前に進むことができると判断したとして、彼はどういったチームを自分の周囲に期待できるだろうか?」とコルバートGMは言う。

ロスリスバーガーが戻ってくる道が絶たれたわけではない。しかし、コルバートGMの言葉には以前の力強さや称賛がなかった。

「ベン・ロスリスバーガーは昨年に本当に多くの優れた仕事をしてきたし、われわれは彼が今後もまだいい仕事をすると予測している。願わくは何とか道を見いだし、組織のためにベストのことを行うとともにベンにとって最高のことをしたい。そして、彼にもそれができ、同じように感じていることを願っている」

「だが、そのためにやるべきことは多い」とコルバートGMは述べた。

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