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2021年もQBアレンの成長を期待するビルズオーナー

2021年02月18日(木) 11:35

バッファロー・ビルズのジョシュ・アレン【AP Photo/Jeff Roberson】

バッファロー・ビルズのクオーターバック(QB)ジョシュ・アレンは2020年シーズンにブレイクアウトし、パスの精度とプレーメイクは大幅に向上した。その印象的なシーズンによってアレンは、NFLのトップ5のシグナルコーラーとしても話題にのぼるようになる。

ビルズは2021年も飛躍を遂げるつもりだ。

ビルズオーナーのキム・ペグラは、チームがアレンの成長に感心していると『Bills Pod Squad(ビルズ・ポッド・スクワッド)』で話している。

ペグラは「彼をドラフトして以来、私たちは毎年彼の成長を目にしてきました」と『Rochester Democrat & Chronicle(ロチェスター・デモクラット・アンド・クロニクル)』のサル・マイオラナに述べた。「私たちが必要だと感じたどの部分においても、彼は全力で改善に取り組んでくれ、次のシーズンには結果を出しています。来年はそれが何になるのか、ジョシュの成長が楽しみです」

アレンは2020年シーズンのMVP投票で2位につけた。1位に輝いたQBアーロン・ロジャース(44票)からは大きく引き離された4票という得票だったものの、シーズン前に全国の一般のファンが抱いていた認識を考えると、24歳のアレンはプレーの面でも注目度においても大躍進を遂げている。最初の2シーズンはパス成功率がそれぞれ52.8%と58.8%だったのに対して2020年は69.2%にまで伸び、4,544パスヤードとタッチダウン37回をマークした。

ビルズはAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)のチャンピオンシップゲームでカンザスシティ・チーフスに38対24で敗れ、プレーオフを去った。この対戦でアレンはそれまでの試合ほどの力を発揮することができず、パス成功率58.3%、287パスヤード、タッチダウン2回、インターセプト1回に終わっている。ポストシーズンでチャンピオンシップゲームまで進んだ経験は、今後アレンにとってもビルズにとっても役に立つとペグラは話した。

「今年にプレーオフでさらに先に進めたのはとても大きなこと。チャンピオンシップゲームでの敗北が彼を奮い立たせ、来年の成長に活かされるはずです」

長年フランチャイズのシグナルコーラーと呼ぶにふさわしいQBを探し求めていたビルズに、アレンがやっと長期的な答えをもたらした。そのアレンはポストシーズンで次の一歩を踏み出す準備ができている。

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