「誰でもブレイディのようになりたいと思うはず」とチャージャーズQBハーバート
2021年02月21日(日) 02:09![](https://nfljapan.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/wp-content/uploads/2020/12/28075713/AP_20362797307366.jpg)
トム・ブレイディはジャスティン・ハーバートがまだおむつを着けていた頃から勝ち続けている。オフェンス部門の年間最優秀新人賞を獲得したハーバートはブレイディのようなスーパーボウルでの成功を自分もやってみたいと思っている。
現地18日(木)、『SiriusXM NFL Radio(シリウスXM NFLラジオ)』の中で、模倣したいクオーターバック(QB)はいるかと聞かれ、22歳のハーバートは全QBがなりたいと思うのはブレイディだと答えた。
「誰だってトム・ブレイディのようになりたいと思うよ。あれほどの成功をあんなに長く続けているるんだからね」とハーバートは述べた。「あんなことをやってのけた人はいまだかつていないはずだ。勝つこと、それがQBの究極のゴールだ。チームを勝たせることが使命なんだ。彼はそれをやってみせている。競争者で、勝つ方法を見つけ出す。そこが一番素晴らしいと思う」
ハーバートのルーキーシーズンは良いスタートを切った。1年目のQBはしばしば彼のクラブを勝利をかすめ取れる位置へと導いた。しかし、チャージャーズは惜敗があまりにも多く、7勝9敗でポストシーズンには届かなかった。
ハーバートのルーキーシーズンをブレイディのものと比較するのは無意味な努力だ。1人は周知の通り、6巡目で指名され、1年目をほとんど出番なく過ごし、年代が変わってからキャリアをスタートさせた。もう1人は、パッシングリーグでQBがいきなり前線に送られる時代にドラフト1巡目指名を受けた選手だ。
ハーバートはパスで4,336ヤードを獲得してタッチダウン31回、インターセプトが10回、パスのコンプリート率は66.6%だった。ブレイディは2005年まで4,000ヤードを越えたことがなく、タッチダウンが30回以上になったのは2007年だった。そうした競争と改善への執着を見せたことが、“TB12”を他のQBと区別している。
どんなに印象的なルーキーキャンペーンだったとしても、まだまだ自分には改善できるエリアが多いことをハーバートは知っている。
「ゲームに関して、俺は学び続けることができると思う」と彼は言う。「俺がもっとディフェンス、カバレッジ、プレッシャーについて詳しくなれば、チームの役に立つはずだ。そして、俺がプレーブックをマスターし、自分たちのしていることを正確に理解すれば、スクリメージラインである面に気づき、あるプレッシャーを見た時に、自分たちをすごいプレーに導けるようになる」
新しくヘッドコーチ(HC)にブランドン・ステイリー、攻撃コーディネーター(OC)にジョー・ロンバルディを迎えるハーバートは、2シーズンで2つ目のオフェンスについて学ぶことになる。頻繁な変更は過去に若いQBの次の飛躍を何度も阻んできた――ニューイングランド・ペイトリオッツにいたブレイディには必要のなかったことだ。
AFC西地区でカンザスシティ・チーフスと戦うハーバートは、進歩を続けなければならないと知っている。
どうやってチャージャーズはチーフスについていくつもりなのかと聞かれ、「改善するためにどんどん強くなっていくしかない」と彼は述べた。「俺たちはシーズン終盤にいいフットボールを見せて、4連勝した。いいドライブや大きなストップもある4つの大きな勝利だった。1年を通してあれができれば、期待できることがたくさんあると思う。俺たちにはそれだけのロースターがあると思うから。ロッカールームはいっぱいだ。俺は彼らを信じているし、スタッフを信じている。自分がその一員であることにすごくワクワクしているんだ」
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