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FAについて心境を明かしたパッカーズRBウィリアムス、「生涯、いちパッカーで居続けたい」

2021年02月23日(火) 06:15

グリーンベイ・パッカーズのジャマール・ウィリアムス【AP Photo/Morry Gash】

グリーンベイ・パッカーズはバックフィールドの複数名がフリーエージェント(FA)になるとあって大きな懸念を抱えている。

2020年シーズンにパッカーズが記録した2,118ランヤードのうち、2人あわせて1,609ヤードを稼いだランニングバック(RB)のアーロン・ジョーンズとジャマール・ウィリアムスがオープン市場に出ていく予定だ。

ただ、現地22日(月)、『NFL NOW』に出演したウィリアムスは自らに選択権があるのであればグリーンベイを離れるつもりはないと明かした。

「フリーエージェンシーのことを考えているけど、もしできるのであれば、生涯、いちパッカーで居続けたいと思っている。最初のチャンスを与えてもらったからね。グリーンベイが大好きだ。最高の場所だよ。ただまあ、いろいろあるからね。うまくいかなければ、フリーエージェンシーに向けて動くだけだし、自分にチャンスを与えてくれようというチームがあれば彼らに対して自分のスキルを見せていく。とりあえず万端ってことだよ。とにかくプレーしたいし、楽しみたい。俺らしくありたい。自分にチャンスを与えてくれるチームのために活躍したいと思っている」

ウィリアムスの発言はジョーンズのそれを繰り返した格好だ。すでにジョーンズもパッカーズ残留の意思があることを打ち明けている。しかしながら、とりわけ今シーズンのサラリーキャップを考えれば、両者ともがそのチャンスを得られる可能性は低いだろう。オッズでは2人とも再契約ではなく移籍する方が高い。それでも、ウィリアムスはジョーンズとともにグリーンベイでプレーし続けるシナリオを夢見ている。

「まずいね、よく分からないけどさ。そうなってほしいと思いつつ、そうならなかったら、ずっと活躍できるように願っている。相棒だからな。キャリアをスタートしたときからずっと一緒にやっているし、兄弟みたいなもんさ。特に何というわけじゃないけど、お互いに楽しくやって、ベストを尽くしたいと思っている。俺はあいつが大好きだからね。向こうもそう思ってくれている。永遠の大事な仲間。同じタイミングでこうなることは分かっていたし、お互いが学び合ってきて、プレーの仕方だったり、オフシーズンの過ごし方だったり、チームのためにお互いを成長させようとがんばっている。チームとしてとてもまとまっている。チームのために最善を尽くそうとしているだけ。だからこそ、これだけちゃんと通じているんだと思う」

現時点までに報じられている限りでは、パッカーズはウィリアムスを呼び戻すよりはジョーンズとの再契約に関心を持っているという。今回のオフシーズンにトップランニングバックの2人もしくは1人を欠くことになると想定していたからこそ、パッカーズは昨年のドラフト2巡目にA.J.ディロンを指名したのだ。グリーンベイのRB陣がどういう状況になろうと、2021年にはディロンの役割が増すと予想されている。

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