フランチャイズタグも受け入れるとバッカニアーズWRゴッドウィン
2021年02月26日(金) 13:53間もなくフリーエージェント(FA)になる見込みであるタンパベイ・バッカニアーズのワイドレシーバー(WR)クリス・ゴッドウィンは、バッカニアーズに戻りたいという意思を示す一方、報酬も大事だと話している。
一つの解決策として、バッカニアーズがゴッドウィンにフランチャイズタグをつけることが考えられる。決して歓迎しているわけではないようだが、4年目のゴッドウィンはタグを受け入れ、2021年シーズンをそのタグでプレーする意思はあることを現地25日(木)に明かした。
“NFL Total Access(NFLトータル・アクセス)”に出演したゴッドウィンは『NFL Network(NFLネットワーク)』のM.J.アコスタに「ああ。つまり、俺の見方はだいたいのヤツと同じだ。もちろん、誰だって長い契約を確保したい。自分が愛する人たちを大事にできるようにしていたい。だから、それが理想的な状況だ。でも、フランチャイズタグは俺がどうにかできるようなものじゃない。それが俺をここにとどめてくれるというなら、そういうものさ」と語っている。
「それでプレーするし、仲間と一緒に戦いに戻る。前にも言ったように、俺はここタンパが好きなんだ。自分たちが築いてきたものが好きだし、ここにいたい」
バッカニアーズの輝かしいWR陣の一人としてゴッドウィンは第55回スーパーボウル制覇に貢献した。しかし、そんなゴッドウィンは間もなくFAになる多くのバッカニアーズの選手たちの一人でもある。
FAになるメンバーの中にはパスラッシャーのシャキール・バレットがいる。バッカニアーズが前回にタグをつけたのがこのバレットだった。バレットはタグでプレーし、チャンピオンシップ制覇という最高の結果につながった。
ゴッドウィンが記者対応中に語った内容からすれば、ディスカウントしてタンパにとどまる、もしくは、他に良い場所を求めるかが選択肢になるようだ。フランチャイズタグをつける期限は3月9日(火)であり、その後はタグにサインした選手との延長契約の交渉が7月15日(木)まで可能になる。ゴッドウィンはタグづけの対象として最有力の一人だと見られている。
『Over the Cap(オーバー・ザ・キャップ)』によれば、2017年のドラフト3巡目で指名を受けたゴッドウィンは、4シーズンの期間で320万ドル(約3億4,000万円)が保証された4年の新人契約を結んでいた。
タグなのかそうではないか、バッカニアーズかそうでないかを問わず、1度のプロボウラーにしてスーパーボウル王者のゴッドウィンは2021年に大幅なサラリーアップが望める。しかし、不本意ながらかもしれないが、フランチャイズタグでプレーすることへのゴッドウィンの姿勢は、バッカニアーズが一団を維持するための良い前兆になるだろう。
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