TEルドルフが10シーズンを過ごしたバイキングスからリリース
2021年03月03日(水) 09:15ミネソタ・バイキングスのタイトエンド(TE)として10シーズンを過ごし、2度プロボウルに出場したカイル・ルドルフがリリースされた。『NFL Network(NFLネットワーク)』にイアン・ラポポートとトム・ペリセロが伝えた後、チームもこの動きを認めている。
ルドルフは『The Players’ Tribune(プレイヤーズ・トリビューン)』を通じて「ありがとうミネソタ!! バイキングスの一人としての時間は終わるけれど、ミネソタンとしての俺の時間は始まったばかりさ!」と述べた。
4年3,600万ドル(約38億4,000万円)の契約が2年目を迎え、ベースサラリーとして765万ドル(約8億2,000万円)を受け取ることになっていたルドルフ。チームはルドルフをカットすることで500万ドル(約5億3,000万円)をやや上回る額をキャップスペース上に確保し、2021年の支出としては800万ドル(約8億5,000万円)を節約できる。
2011年ドラフトの2巡目でバイキングスに選ばれた31歳のルドルフは、キャリアで初めてフリーエージェント(FA)になろうとしている。
2019年にチームがTEアーブ・スミスを獲得したとき、ルドルフのミネソタ時代の終わりが近いと見られたものの、そういった見方に反してルドルフは前述の4年契約を締結。しかしながら、前例のない状況にあってすべてのNFLチームがサラリーキャップの問題に直面する中、今回のニュースも驚きではなかった。
ルドルフは以前からペイカットを受け入れる意向はないことを明らかにしており、それを受けてバイキングスがロースターカットに動いた形だ。バイキングスで過ごした最終シーズンに、ルドルフは12試合に出場してキャッチ28回、334ヤード、タッチダウン1回となっている。
バイキングス在籍期間を通じてルドルフは140試合に出場。先発は132試合で、キャッチ453回、4,488ヤード、タッチダウン48回という数字を残した。これらの数字のいずれもがチーム歴代トップ10に入る。タッチダウン数はバイキングスTEの中で歴代1位であり、キャッチ数とヤードで上を行くのはスティーブ・ジョーダンのみだ。
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