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パッカーズQBロジャース、故郷の中小企業80社に1億円を寄付

2021年03月02日(火) 14:19


グリーンベイ・パッカーズのアーロン・ロジャース【AP Photo/Jeffrey Phelps】

グリーンベイ・パッカーズのクオーターバック(QB)アーロン・ロジャースは、ウィスコンシン州に移り住んでから15年、オールプロとプロボウルの両方に選ばれた選手になった今も、故郷のことを忘れたわけではない。

ロジャースは故郷のチコ市とカリフォルニア州ビュート郡全域の80の中小企業を支援するために100万ドル(約1億円)を寄付した。

寄付金は飲食店や小売店の家賃などの運営費およそ3カ月分にあてられる。9人の事業主に対してロジャースはそのことをテレビ電話で直接伝え、動画も自身の『Instagram(インスタグラム)』のアカウントに上げている。

ロジャースは「地域に根ざした小規模なビジネスは、コミュニティの中心であり魂でもある」と声明で述べた。「申請書類や動画を通して飲食店や小売店が直面している困難な状況を知り、心が痛んだ。多くの店は経営を続けるだけで精いっぱいの中、この状況がいつかは終わると前向きだ」

いまや3度のMVPに輝くチコ市出身のロジャースだが、高校卒業後はフットボールの名門大学には入れず、スカウトしてくれたビュート・カレッジで1年間プレーしている。

ロジャースは2月初旬に50万ドル(約5,300万円)の誓約金で“Aaron Rodgers Small-Business COVID-19 Fund(アーロン・ロジャース・中小企業COVID-19基金)”を立ち上げた。その後すぐに、“North Valley Community Foundation(ノースバレー・コミュニティ財団/NVCF)”と匿名の寄付者からの10万ドル(約100万円)の寄付、そして“Holbrook’s Clearance Center(ホルブルック・クリアランスセンター)”のシェリーとゲイリー・ホルブルックからの多額の寄付によって補完された。

NVCFの会長兼CFOを務めるアレクサ・ベンソン・バラバニスは「アーロンはとても素晴らしい人です」と話している。「彼はすべてを見た上でもっと貢献したいと決め、当初の50万ドルの約束を倍にしてくれました。彼は故郷の街にとって英雄です」

「@NVCFと手を組んで、パンデミックで苦しんでいるビュート群の中小企業を支えるために寄付を募った。ここ数週間のハイライトをお届けする。詳しく知りたい人、寄付したい人はnvcf.orgまで。皆さん、ありがとう。それぞれにできることを続けよう」

【R】