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1年契約の調整に合意してテキサンズにとどまるRBジョンソン

2021年03月03日(水) 11:32

ヒューストン・テキサンズのデイビッド・ジョンソン【Cooper Neill via AP】

ヒューストン・テキサンズは1年前の衝撃的なトレードに、少なくとももう1シーズンは賭けてみるようだ。

ランニングバック(RB)デイビッド・ジョンソンとの条件を変更した1年契約にテキサンズが合意したと『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが報じている。新たな契約は最大600万ドル(約6億4,000万円)になる見込みであり、契約時に425万ドル(約4億5,370万円)が保証されるとラポポートはつけ加えた。ジョンソンが手にする総額は以前の契約より少なくなるものの、2021年に受けるフル保証の額は210万ドル(約2億2,400万円)から2倍以上になった。

ジョンソンがテキサンズの一員に戻ることが決まった一方で、チームはコーナーバック(CB)のマーク・フィールズとブランドン・ウイリアムスをリリースしたとラポポートは伝えている。

RBの補強を必要としていたテキサンズは、昨年のオフシーズンにワイドレシーバー(WR)ディアンドレ・ホプキンスと引き換えにアリゾナ・カーディナルスからドラフトの指名権とジョンソンを獲得するという大型トレードに打って出た。ジョンソンはテキサンズでの初めてのシーズンでキャリアハイとなる147回のアテンプトで1キャリー当たり平均4.7ヤードをマークし、タッチダウンも6回決めている。それでも試合を大きく左右するような存在ではなかった。

クオーターバック(QB)のデショーン・ワトソンがトレードの要請を主張し続けており、テキサンズはやっかいな状況に置かれている。ジョンソンを引きとめたことで問題が1つ片づいたことになるが、チームに対する期待は2021年もあまり高くはない。テキサンズが他にも山積みとなっている問題に頭を悩ます中で、例え同姓のRBデューク・ジョンソンがチームを去ったといえども、ジョンソンの確保はせめてもの救いと言えるだろう。

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