DEクロウニーは4月にけがから回復の見込み、新チームとの契約に遅れも
2021年03月03日(水) 14:272020年にディフェンシブエンド(DE)ジェイデビオン・クロウニーがフリーエージェント(FA)である期間は予想より長く続き、その行先がどこになるのかに注目が集まっていた。決着がついたのはシーズン開幕の直前だったが、2021年に同じような熱狂が繰り返されることはない。
とは言え、クロウニーにとってポジティブなニュースもある。断裂した半月板の手術を受けたクロウニーは、4月にはこの負傷から完全に復帰する見込みだと『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが情報筋の話を元に伝えている。このタイムラインによって、新チームとの契約は数週間送れるだろうとラポポートはつけ加えた。
テネシー・タイタンズに加わった2020年シーズンはけがによって8試合の出場にとどまり、平凡な1年を過ごしたクロウニー。タックル19回(うちフォーロス4回)、パスディフェンス4回、フォースドファンブル1回という成績にとどまっている。サックを記録できなかったのは短く終わった2014年のルーキーシーズンのみだ。
2019年にヒューストン・テキサンズからトレードでシアトル・シーホークスに向かったクロウニーは、そこで結果を残してトップクラスのFAの一人として2020年シーズンに臨んでいた。高額のオファーを複数拒絶したと報じられており、オフシーズンの大部分を待ちの姿勢で過ごした末に、かつてのコーチであるヘッドコーチ(HC)マイク・ブラベルのいるタイタンズに移ったものの、印象的なパフォーマンスを発揮することはできなかった。
2021年を迎えるにあたってクロウニーの価値は大きく下がっているものの、適切な場所を見つけることができればまだ違いを生み出すことはできるはずだ。全32チームがサラリーキャップの減少に直面する中、クロウニーに大きな報酬は期待できないものの、2021年に実力を証明して2022年に多くの報酬を手にするという道もある。チームに貢献する能力を持つベテラン選手だとは評価されているものの、新たなチームが決まるまでは今年も少し待つ必要があるようだ。
【A】