5年目のWRウィリアムスに「全てにオープン」な姿勢を見せるチャージャーズGM
2021年03月06日(土) 23:48ロサンゼルス・チャージャーズのワイドレシーバー(WR)マイク・ウィリアムスは、新シーズンに5年目のオプションでプレーする選手たちにとって興味深いテストケースになりそうだ。
元1巡目指名のウィリアムスは契約最終年の今年、1,568万ドル(約17億円)を手にすることになっている。2021年のWRの中で、彼はチームメイトのキーナン・アレンに次いで9番目に高いキャップを占めている。
この状況によって、ジェネラルマネジャー(GM)のトム・テレスコには、いくつかの選択肢が与えられる。チャージャーズはいくつかのチームと比べてそれほどキャップに縛られていないことから、1.このまま乗り切り、来年対処する。2.今シーズンのキャップを下げるためにウィリアムスとの契約を延長する。3.彼をトレードする。4.彼をカットしてしまう。このどれかだろう。
「毎度のことだが、全てのオプションをオープンにしておく」とテレスコは現地4日(木)に語った。「マイクはわれわれのために大仕事をやってくれた。彼は本当に素晴らしくハイレベルのフットボール選手だと思っているよ。機会を得た彼はビッグプレーを見せてくれる。フットボールは1つしかないというのに、一方に(WR)キーナン・アレンがいて、タイトエンド(TE)にハンター・ヘンリーがいて、ランニングバック(RB)にオースチン・エイケラーがいるというのは必ずしも彼のせいではない。マイクは非常に優秀で、このリーグ内でもハイレベルなフットボール選手だ」
いくつかのけがと闘いながらプレーした2020年の15試合で、ウィリアムスは48回のレシーブで756ヤード、5回のタッチダウンを記録した。元全体7位指名の彼はクオーターバック(QB)ジャスティン・ハーバートとうまくかみ合うようになるまでに少し時間がかかったが、スピードを武器にバウンダリーレシーバーとして重要な役割を果たした。
このオフシーズン、チャージャーズは9番目にキャップスペースの多いチームになると予想されており、ウィリアムスとの最後の1年を全うすることが可能だ。しかし、キャップヒットが1,500万ドル超のレシーバーを2人も置いておくことはできないとテレスコが考えるかもしれない。2021年より先のチャージャーズの計画にウィリアムスが含まれているなら延長もうなずける話であり、キャップスペースにもっと余裕のあるクラブから声が掛かれば、トレードも魅力的だ。
普通のシーズンであれば、チャージャーズはウィリアムスのような選手のヒットを受け入れてこのまま1年を乗り切ることだろう。だが、今年は普通ではない。
5年目のオプションが占める高いキャップヒットは、いつもなら移動を検討されることなどない選手たちの運命を変える可能性がある。
【M】