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チャージャーズが5年をともに歩んだCBヘイワードを放出

2021年03月14日(日) 08:54


ロサンゼルス・チャージャーズのケイシー・ヘイワード【Ryan Kang via AP】

フリーエージェント市場にまた1人、興味深い名前が加わった。

ロサンゼルス・チャージャーズは現地13日(土)、オールプロとプロボウルに複数回選出された経歴を持つコーナーバック(CB)ケイシー・ヘイワードをリリースしたと発表。チャージャーズはこれでキャップスペースに975万ドル(約10億6,300万円)を確保する。

ジェネラルマネジャー(GM)トム・テレスコは声明の中で「2016年にフリーエージェントでケイシーと契約した際、当時はまだ未実現の可能性を秘めた先発能力のあるコーナーを迎えられたと感じていた。それからの数年でケイシーはそのポテンシャルを発揮しただけでなく、われわれの高い期待を上回り、フィールドの内外でチームの優れたリーダーとなってくれた」と述べた。

「このチームで出場した78試合のうち75試合に先発し、オールプロに選ばれ、2回のプロボウル出場を果たしたほか、2017年にはウォルター・ペイトンNFLマン・オブ・ザ・イヤーの候補にも上がり、複数年にわたってチームのキャプテンを務めてくれた。彼のようなバランスの取れた選手は多く存在しない。この5年、わがフットボールチームにケイシー・ヘイワードがいてくれたことは本当に幸運だったと思っている」

「ケイシーをチームに迎えるという決断は間違いなく、われわれがこれまでにまとめてきたフリーエージェントとの契約においてベストな判断に含まれるが、今回のロースターに関連した決断を下すことは最も難しいことのひとつだった。それでも、結局のところ、今回の決定によってケイシーがチャージャーズという組織にもたらしたものや、ここで過ごした彼の時間に対する感謝の思いを損なわれることはない。ケイシーは完璧なプロであり、NFLでプレーすることを切望するすべての人にとって輝かしい見本である」

ヴァンダービルト大学出身で2021年のドラフト2巡目指名を受けてNFL入りしたヘイワードはキャリア序盤の4年間をグリーンベイ・パッカーズで過ごし、2016年3月にチャージャーズと3年1,530万ドル(約16億6,700万円)の契約を締結。その力はすぐさま発揮され、2016年にはNFLのインターセプト数(7)でトップに立ち、翌年も含めて2年連続プロボウルに選ばれている。2018年3月にはチャージャーズと3年の契約延長にサインしていた。

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