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LBバレットがバッカニアーズ残留、4年78億円の契約に合意

2021年03月16日(火) 08:13

タンパベイ・バッカニアーズのシャキール・バレット【AP Photo/Steve Luciano】

タンパベイ・バッカニアーズがフランチャイズタグを使うことはなかったものの、シャキール・バレットが他の場所に行くことはない。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートは現地15日(月)、ラインバッカー(LB)バレットが4年7,200万ドル(約78億5,900万円)契約を結び、バッカニアーズに残留することになったと報道。

バレットはブレイクした2019年に続き、2020年も同じような活躍を見せたが、サック数は19.5回を記録した2019年を下回り、11.5回にとどまった。ただ、2019年と異なり、バレットは最も重要な場面と言えるポストシーズンで好パフォーマンスを発揮し、NFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)チャンピオンシップと第55回スーパーボウルで合わせて4回のサックを決め、バッカニアーズディフェンスのタイトル獲得に向けてそのポテンシャルを最大限に発揮できるよう貢献している。

タンパでの試合を終えて、バレットが十分な報酬を得るであろうことは誰もが理解していたものの、問題は誰が補償するのかだった。

その答えがNFLの交渉期間が正式にスタートしたのを受けて15日に判明した。バレットの残留はバッカニアーズファンにとっては願ってもない未来がやって来たことになるが、多くの人が可能性は低いと見ていた。結局のところ、キャップが縮小され、複数のバッカニアーズ選手が報酬を確保することになった中で、ジェネラルマネジャー(GM)ジェイソン・リヒトがその全員を引き止めるのは不可能な話だったのだ。

会計の帳尻合わせと、もう一度、タイトルを目指すという共通の理解が助けになったことは間違いないだろう。ラポポートによると、バレットの契約はベースサラリー(基本給)が年間1,700万ドル(約18億5,500万円)、15回のサックとポストシーズン進出に応じて年間1,800万ドル(約19億6,400万円)に自動的に昇給する条件がついており、2021年のキャップヒットはわずか560万ドル(約6億1,100万円)とのこと。1シーズンの平均年俸が1,800万ドルになるバレットの新契約は、エッジラッシャーの高額年俸トップ4に名を連ねるカリル・マック(2,350万ドル/約25億6,500万円)、デマーカス・ローレンス(2,100万ドル/約23億円)、フランク・クラーク(2,080万ドル/約22億7,000万円)、ボン・ミラー(1,908万3,000ドル/約20億8,200万円)に次いで、デトロイト・ライオンズのトレイ・フラワーズと同額の5位に入る。

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