ブロンコスがLBミラーのオプションを行使、2021年も約20億円でプレーへ
2021年03月17日(水) 06:08ボン・ミラーが2021年もデンバーにとどまることになった。
『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートとジェームス・パーマーは情報筋の話として、デンバー・ブロンコスが2021年にラインバッカー(LB)ミラーの報酬となる1,800万ドル(約19億6,200万円)に対して保証額700万ドル(約7億6,300万円)を行使したと報じている。
最初に一報を伝えたのは『9News』のマイク・クリスだ。
ブロンコスは現地16日(火)までにこのオプションを行使する必要があった。
ブロンコスの新ジェネラルマネジャー(GM)ジョージ・ペイトンは今月初旬、チームがミラーの残留を希望していると明かしており、1,800万ドルの契約でとどまることになるのか、今シーズンのキャップヒットを下げられる契約で延長するかが問題だった。
ラポポートによると、チームとミラー側はミラーのキャップヒットを軽減する新しい契約について話し合ったものの、合意に至らなかったとのこと。
足首と足の負傷により2020年シーズンの全試合を欠場したが、パスラッシャーの市場がプロボウラーとしての経歴も持つミラーよりも利点が少ない選手に負担がかかっていることを考えれば、ミラーが復活を遂げるとして1,800万ドルは堅実な数字と言えよう。パーマーはミラーが健康でケガから回復したことも指摘している。
まもなく32歳を迎え、スーパーボウルでMVPに輝いたこともあるミラーはキャリア通算106回のサックを記録し、オールプロのファーストチームに選ばれること3回、プロボウルには8回選出されている。昨季こそ全試合欠場となったものの、それまでの6シーズンは少なくとも15試合に出場していた。
なお、ミラーについては犯罪に関わった疑いで取り調べが行われていたが、コロラド州センテニアルの地方検事局はミラーを起訴しないと発表している。
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