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ウィンストンとヒルのQB争いになるとセインツHCペイトン

2021年03月17日(水) 12:02

ニューオリンズ・セインツのショーン・ペイトン【NFL】

ドリュー・ブリーズの選択によって、ニューオーリンズ・セインツのクオーターバック(QB)の物語は新たな章を迎えている。

次の物語は誰が先発の役割を担うのかだ。今のところセインツヘッドコーチ(HC)のショーン・ペイトンは確固たるスタンスを示している。先発の役割は再契約したばかりのジェイミス・ウィンストンとテイサム・ヒルによる争いによって決まる。

『Dan Patrick Show(ダン・パトリック・ショー)』に出演したペイトンHCはこのポジションの準備ができているか問われ「ああ、そう思う。そうだ。これから決めることがいくつかあるが、このオフシーズンの目標は明らかにジェイミスと再契約することだった。テイサムは昨年、われわれのために4試合でプレーした。彼らに仕事に取り組ませるし、そのことにエキサイトしている。私は彼ら2人にエキサイトしているよ。またいくつかのことがあるが、この2人がポジション争いする」と答えた。

ヒルはその多様性でセインツの関心を引いていた。スペシャルチームにも登場し、ハイブリッドな役割をこなしつつ、セインツがブリーズの代わりを必要としたときにはトラディショナルなQBとしてプレーすることもできる。ブリーズが引退した今、先発としてのヒルの継続性はそれほどアピールしない一方、調子が良いときのウィンストンの魅力は変わらない。

ヒルが昨シーズンに出番を得たのは、その経験によるものだ。ウィンストンはセインツでまる1年も過ごしておらず、セインツはカンファレンスのトップシードに向けた激選の中にいた。しかし、ヒルの限界によってセインツがフィラデルフィア・イーグルスに負けを喫した際、その実力に疑いがもたれている。

一方のウィンストンは、プレー時間はわずかだが、かつて全体1位でタンパベイ・バッカニアーズの指名を受けただけの身体能力を有している。破滅的なミスを犯す傾向から脱することができれば、長期的な先発QBとしてはウィンストンの方が論理的な答えになるだろう。

「もちろん私は彼ら2人に“君ら2人がこのポジションを争うことになると”と言ったし、彼らもそれを分かっている」とペイトンHCは語った。

「彼らはやってくるし、われわれにはすでに2人をある程度見るチャンスがあった。去年はわれわれにとって、ジェイミスに関して重要だったと思う。テイサムはこのビルにいたが、(ウィンストンを)評価する1年になったし、彼の方でもわれわれを評価した。それが大事だったと思う」

どちらの評価と成長が先発職に届くかは、この夏に分かるはずだ。

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