デトロイト・ライオンズとロサンゼルス・ラムズが再びトレードに合意した。

すでにクオーターバック（QB）の交換に合意したことを明らかにしていた両チームが、ラムズのベテランディフェンシブラインマン（DL）マイケル・ブロッカーズをライオンズに送り出すトレードに合意したと『NFL Network（NFLネットワーク）』のトム・ペリセロが報じた。

ライオンズの新ジェネラルマネジャー（GM）ブラッド・ホームズとその旧所属チームとのトレードとしては、すでにQBマシュー・スタッフォードとジャレッド・ゴフがチームを入れ替えることが明らかになっており、この動きは現地17日（水）に新リーグイヤーの開始とともに正式なものとなる。

ラムズはサラリーキャップを下回るために多くの契約再構築を始めており、ブロッカーズにもそれを求めたものの、両サイドは合意に至ることができなかったとNFLネットワークのイアン・ラポポートが伝えている。ブロッカーズのキャップナンバーは2021年を開始するにあたり、983万ドル（約10億7,000万円）を数えていた。

2012年NFLドラフトの1巡目で指名されたブロッカーズは、ルーキーイヤーからチームの主力として活躍してきた。スーパーボウルの経験もあるブロッカーズは、パスラッシュの改善を目指すライオンズ守備陣をベテランとして支えていくだろう。

また、ブロッカーズはゴフとも馴染みがあるが、先日にラムズのスタッフォード獲得が“ビッグゲームに勝てるターニングポイント”と話しているだけに、少し気まずい部分があるかもしれない。

自分のキャリアのターニングポイントに差しかかったブロッカーズ。9年目のベテランDLがラムズ以外のチームでプレーするのは初めてのことだ。

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