レイダースがQBマリオタに約3億円へのペイカットを要求
2021年03月19日(金) 10:06クオーターバック(QB)マーカス・マリオタに決断のときが迫っている。
『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが状況を知る人物の話を元に報じたところによれば。ラスベガス・レイダースがマリオタに今季の報酬を300万ドル(約3億3,000万円)とするペイカットを要請したという。マリオタがこれを拒絶すれば、チームはベテランQBをリリースする計画とのことだ。
マリオタは今季に1,072万5,000ドル(約11億7,000万円)を受けとることになっていた。
これはマリオタをオープンマーケットに出す前の、各チームに向けたトレードの最後の呼びかけとも受け取れる。センター(C)ロドニー・ハドソンやガード(G)ゲーブ・ジャクソンをカットする計画が、最終的にドラフト指名権を取り戻す結果につながったことを踏まえ、ベガスはマリオタにも同様の結果を望んでいるのかもしれない。
ペイカットを受け入れればバックアップ級のサラリーになり、QBデレック・カーの保険よりも守備面に資金を費やしたいチームの助けとなる。『Over The Cap(オーバー・ザ・キャップ)』によれば、マリオタをカットすることでレイダースはサラリーキャップ上で1,535万ドル(約16億7,000万円)を節約でき、デッドマネーは発生しない。
2015年にテネシー・タイタンズから1巡目で指名を受けたマリオタは安定さを欠き、プレッシャーに圧倒されて、けがとも戦ってきた。しかしながら、昨年にリリーフで出場した試合では輝きを見せている。
他のベテランたち(キャム・ニュートン、ジェイミス・ウィンストン、タイロッド・テイラーら)が500万ドル(約5億5,000万円)から600万ドル(約6億5,000万円)のベースサラリーでインセンティブが高額の契約を結んでいることを考えれば、マリオタは自分の価値を300万ドルより上だと見ているだろう。すべてはマリオタを潜在的な先発、もしくは橋渡し役と考えるチームがあるかどうかにかかっている。
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