ドルフィンズが元テキサンズWRフラーと1年契約
2021年03月19日(金) 10:30マイアミ・ドルフィンズがレシーバー陣に強く必要としていたスピードを手にいれた。
『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートとトム・ペリセロが事情を知る人物に聞いた話によれば、元ヒューストン・テキサンズのワイドレシーバー(WR)ウィル・フラーが1年契約でドルフィンズに加わるという。この契約は1,000万ドル(約10億9,000万円)を超え、大幅な上昇の余地があるとラポポートはつけ加えた。
けががない状態であれば、フラーはフィールドに素晴らしいスピードをもたらすことができる。『NFL Research(NFLリサーチ)』によれば、2020年のフラーはターゲットあたり11.7ヤードを記録し、リーグのトップ(ターゲット60回以上の選手中)に立った。昨年、フラーをターゲットとしたときのクオーターバック(QB)デショーン・ワトソンのパサーレーティングは136.0であり、ターゲット60回以上のQBとレシーバーの組み合わせとしては最高の数字だった。
フラーの問題は才能やフィールドに与えるインパクトにあるのではない。問題はフィールドにとどまれるかどうかだ。これまでに16試合にフル出場したことはなく、過去4シーズンのそれぞれで出場したのは11試合以下にとどまっている。
昨年はNFLのパフォーマンス向上薬に関する規定に違反して6試合の出場停止処分を科されたフラー。これによってテキサンズでのラスト5試合に欠場し、2021年最初の試合にも出場できない。
2021年に15試合に出場することができれば、フラーは来シーズンにさらに市場価値を高めた状態でフリーエージェントになる。実際にフラーがどういった道筋をたどるかに注目だ。
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