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ブロンコスがテンダーを撤回、RBリンゼイが無制限FAに

2021年03月19日(金) 11:11


デンバー・ブロンコスのフィリップ・リンゼイ【AP Photo/David Zalubowski】

高校から大学、そしてNFLと、コロラド州だけでプレーしてきたランニングバック(RB)フィリップ・リンゼイだが、その信じがたい物語が終わろうとしている。

デンバー・ブロンコスが現地18日(木)に、両者の決断によってリンゼイに別れを告げることになったと明かしている。

制限付きフリーエージェント(RFA)のテンダーに関するこの決断は、リンゼイの代理人との話し合いによって導き出されたものだ。ブロンコスはテンダーの撤回を決断。これによって、リンゼイは無制限フリーエージェント(UFA)となる。

リンゼイは2018年にドラフト外からブロンコスに加わって以来、驚嘆すべき活躍を見せてきた。すぐにブロンコスのベストバックとなったリンゼイは、192回のアテンプトで1,037ラッシングヤードをたたき出し(キャリー平均5.4ヤード)、タッチダウン9回を記録している。

2年連続で1,000ラッシングヤードを超える形でキャリアをスタートさせたものの、どういうわけかリンゼイは今も過小評価され、見過ごされている。リンゼイもまた、ドラフト時の認識がキャリアに影響しているケースと言えるだろう。

リンゼイとの別離の兆候はあった。チームの運営を担うジョン・エルウェイは昨年にメルビン・ゴードンと2年契約を締結。その後、新たにジェネラルマネジャー(GM)に就任したジョージ・ペイトンがリンゼイに最も低い額のRFAテンダーを提示している。さらにブロンコスは水曜日に元バイキングスRBのマイク・ブーンをチームに加えており、リンゼイとの別れはすぐそこに見えていた。

ブロンコスが放出するならば、他のチームが確保するまで。RFAではなくなったことで障害はなくなり、リンゼイはそう遠くないうちに新たなホームを見つけるだろう。

「デンバー・ブロンコスで過ごした時間にとても感謝している。コロラド生まれとして、自分のホームチームでプレーするという夢を叶えることができた。チームメイトやコーチ、スタッフ、ブロンコスの組織にかかわるすべての人に対して、俺にこの夢を叶えさせてくれたことに感謝したい」

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