ニュース

ブロンコスとプロボウル選出のCBフラーが1年で10億円の契約に同意

2021年03月21日(日) 19:50

カイル・フラー【Peter Read Miller via AP】

フリーエージェントとなって間もなく、カイル・フラーは新しいホームを見つけた。

2度のプロボウルに選出されているコーナーバック(CB)がデンバー・ブロンコスと契約条件について同意したとチームが現地20日(土)、発表した。これに先立ち、『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロは契約額が950万ドル(約10億3,000万円)で、うち900万ドル(約9億8,000万円)が保証されていると関係筋からの情報を伝えていた。

フラーのリリースが差し迫っていることが報じられた18日(木)以降、ブロンコスは直ちに29歳のCBを手に入れるべく、結束を始めた。そして、シカゴ・ベアーズでの時代が正式に終わりを告げたのと同じ日に、フラーはデンバーで新たなスタートを切ることになった。

この契約により、彼は4シーズンにわたってベアーズで守備コーディネーター(DC)を務めていたヘッドコーチ(HC)のビック・ファンジオと再会を果たすことになる。フラーはファンジオの指導を受けていた2018年にキャリアイヤーを達成しており、タックル55回、パスディフェンス21回、リーグ最多のインターセプト7回を積み上げ、オールプロのファーストチームと初めてのプロボウルに選ばれた。

多くのクラブが可能な限りキャップスペースを確保しようとやりくりに奔走するオフシーズンで、ブロンコスはセカンダリー強化に投資を惜しまなかった。週の初めにチームはベテランCBロナルド・ダービーと1,950万ドル(約21億2,000万円)を保証する3,000万ドル(約32億7,000万円)の3年契約を結び、彼らのスターセーフティ(S)ジャスティン・シモンズとも長期契約を締結している。

2020年に20ヤード超のレシーブを59回(リーグ4番目)許し、インターセプトがわずか10回に終わったブロンコスのジェネラルマネジャー(GM)ジョージ・ペイトンは、バックエンドのプレー向上を求めると明言している。間違いなく、フラーはその助けになるはずだ。

【M】