ダラス・カウボーイズはセカンダリーの大きな穴を埋めることに成功した。

元アトランタ・ファルコンズのセーフティ（S）キアヌ・ニールが、1年で500万ドル（約5億4,000万円）の契約に同意したと『NFL Network（NFLネットワーク）』のトム・ペリセロが伝えている。カウボーイズはその後、契約への調印を認めた。

ニールは、元ファルコンズのヘッドコーチ（HC）で、カウボーイズの守備コーディネーター（DC）として雇われたダン・クインと再会することになる。

2016年に1巡目指名でファルコンズに選ばれた5年目のベテランであるニールにとって、2020年はけがに泣かされたそれまでの2年間を振り払い、健康を保てることを証明するためのビッグイヤーだった。ハードヒットが持ち味のSは2020年に15試合でプレーし、100回のタックルと1回のインターセプト、1回のサックを達成した。2018から2019年にかけて4試合しかプレーできなかったのに対し、フルシーズンを戦えたことは25歳の彼にとって非常に大きな意味を持っており、ダラスとの相性が良ければそれ以上の利益があるだろう。

カウボーイズのディフェンスは昨年、フランチャイズ記録となる473点を献上してしまった。CBトレボン・ディグスとチドビ・アウーゼーのけがによって行き詰まってしまったセカンダリーだが、ニールのベテラン経験とランに対する信頼できるタックルは大いに役立つことだろう。2020年のダラスのセカンダリーで唯一の光と言えたのは、殻を破ったSドノバン・ウィルソンのプレーだが、ニールという指導者を得て、彼のさらなる活躍も期待できそうだ。

ロイ・ウィリアムスの時代を最後に、プレーメークできるSをずっと待ち続けていたカウボーイズは、それをニールの中に見つけたかもしれない。

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