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ラムズの成功のために全力を尽くすとQBスタッフォード

2021年03月22日(月) 10:55

マシュー・スタッフォード【AP Photo/Paul Sancya】

クオーターバック(QB)マシュー・スタッフォードは幼い娘たちになぜ西へ行くのかを説明しなければならなかった。スタッフォード夫妻はシンプルに、ビーチに引っ越すのだと子どもたちに話している。

もちろん、イングルウッドそのものはビーチではないが、十分ビーチに近く、気候は今の時期のデトロイトとは比べようがない。そして、当然のことながらフットボール面での改善がある。

スタッフォードは人生の新しい章を始めようとしている。それは、これまでデトロイトのみで送ってきたプロのフットボール選手としての第2幕でもある。確かにポストシーズンに進んだことは数度あるが、2021年にラムズが達成しようとしていることをライオンズが期待されたことはなかった。高まるラムズへの期待の中心にいるのがスタッフォードだ。

スタッフォードにとってはトップクラスの戦いが可能なチームでプレーできるだけで満足だろう。晴天続きの気候もマイナスの要素にはならないはずだ。スタッフォードは入団会見にて、こう話している。

「エキサイティングだよ。ラムズがチームとして勝者であると証明していたことは、ある時点でトレードを可能にする資産として俺を引きつけたし、過去4年か5年に一貫してそうし続けていることは俺にとってエキサイティングだった。その反面、俺の力であまり多くのプレーオフを経験していないのは、もちろんフラストレーションを感じることだ。厳しいよ。チームとしての成功のためにこのゲームをプレーしているんだし、試合に勝って、大事な局面に残っていたい。だから、そのチャンスを持てそうなことにエキサイトしている」

「決して保証されているわけじゃない。これまでの数年間でそうだったからといって、今回もそうなるとは限らないんだから。自分たちの手でつかまなきゃならないし、確実につかむため、自分にできることはすべてやるつもりだ」

スタッフォードは先導者のいないチームから、ヘッドコーチ(HC)ショーン・マクベイの革新的なオフェンシブマインドが率いるチームへと向かう。現地19日(金)、スタッフォードはマクベイとの最初の交流に励まされたと述べた。スタッフォードはマクベイと議論を交わし、理解を深めたことで、これからの数年にわたる成功に希望を持ったという。

今後のキャリアについて、スタッフォードはしばらくの間は引退を考えていないと話した。

「年齢で区切りをつけたくない。今のところはまだまだ遠いと感じている。まだ33歳。俺はヤングマンさ。そこへ出て行ったときに、そのことを解明しよう。まだ引退が近いとか、そういう風には感じていない。長い間ハイレベルでこのゲームをプレーできると感じているから、このフランチャイズで長い間プレーし、多くの成功を積み重ねる機会があることにエキサイトしている」

年齢は関係なく、ラムズはQBポジションについて、グリーンベイ・パッカーズにポストシーズンで敗れた数時間後よりも良い状況にあると感じている。ラムズのジェネラルマネジャー(GM)であるレス・スニードは報道陣に対し、2009年のプロデーでいかにスタッフォードに感銘したかに思いをせ、“QBという見方からは最高のプロデー”だったと話した。

「私の脳に刻まれ、今もそこにある」とスニードは言う。

ラムズファンはこれからの数年間でスタッフォードが忘れがたい思い出を残すことを期待しているだろう。

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