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2021年のドラフトルームでのCOVID-19プロトコルに進展

2021年03月26日(金) 11:22

【NFL】

今季のドラフトでは各チームの担当者がドラフトルームに集まることが可能だと発表されてから2週間、リーグは詳細についてさらに通知した。

ワクチン接種の努力がアメリカ全土で続けられる中、NFLは2021年のドラフトで従来の形を取れるように歩みを進めている。現地25日(木)、リーグは各チームに覚書を送付し、ドラフトルームにいる全員がワクチン接種を完了している場合、マスク装着とディスタンシングの要求を緩和する方針について詳細に知らせた。『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートとトム・ペリセロが応じている。

完全にワクチン接種済みの状態にすべく、モデルナ、もしくはファイザーのワクチンを2度接種してから2週間以上たった状態か、ジョンソン・エンド・ジョンソンのワクチンを接種してから2週間以上たった状態でなくてはならない。

また、ワクチン接種が完了していれば最大10名がドラフトルームに入室可能。全員がワクチン接種を完了している場合はマスク着用の義務はなく、ディスタンシングの規制も緩和されるほか、飲食も許容される。

一方、ワクチン未接種の個人がいる場合、ドラフトルームの最大人数は20名で、3月12日に概略が示されたプロトコルに従う必要がある。このプロトコルでは身体的な距離を取ることとマスク着用が義務付けられ、飲食は禁じられている。

各チームはドラフトルームの計画を現地26日(金)までにリーグに提出し、NFLのチーフメディカルオフィサー(医務部長)であるアレン・シルズ医師の確認を経て承認を受ける必要がある。前もって承認されている場合、各チームは現地とは離れた第3者の運営による施設を使用可能だ。

これまではワクチン接種の有無を問わずにマスク着用と距離を取ることが義務付けられていたものの、木曜日に出された覚書によって状況が変わっている。

シルズ医師は木曜日に放送された『NFL Now(NFLナウ)』の中でNFLネットワークのジュディ・バティスタに対し、リーグとNFLPA(NFL選手会)は今のところ選手のCOVID-19(新型コロナウイルス感染症)ワクチン接種を義務化する計画はないとコメント。選手らにはワクチン接種についての教育を行い、接種を促進する意向であるものの、義務づけはしないとシルズ医師は述べた。

2021年NFLドラフトはオハイオ州クリーブランドで4月29日(金)から5月1日(日)にわたって実施される予定だ。

【A】