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シーホークスが先発DTジェイラン・リードに別れ

2021年03月26日(金) 09:45

シアトル・シーホークスのジェイラン・リード【AP Photo/Matt Rourke】

ベテランのディフェンシブラインマン(DL)がマーケットに出る。

リリースになるかトレードになるかはともあれ、シアトル・シーホークスが長年先発を務めてきたディフェンシブタックル(DT)ジェイラン・リードと袂を分かつ。『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが現地25日(木)に報じた。

2016年NFLドラフトの2巡目で指名を受けて以来、シーホークスでプレーしてきたリードは、長期契約を目指していた。キャップスペースを広げるための会話を求めていたシーホークスがリードの要求に応じなかったため、状況は“困難になってしまった”とラポポートはつけ加えている。

リードはチーム離脱を『Twitter(ツイッター)』で明かした。

「真の12s(シーホークスファン)だった。明日の1時、次の章が正式発表される」

リリースが公式なものとなる前に、トレードが成立する可能性はある。『Over the Cap(オーバー・ザ・キャップ)』によれば、28歳のリードはベースサラリーが832万ドル(約9億1,000万円)、キャップナンバーが1,397万5000ドル(約15億3,000万円)で契約最終年を迎えようとしていた。リリースによって500万ドル(約5億5,000万円)のデッドマネーが生じるものの、キャップスペース上で897万ドルが節約できる。

長い間パスラッシュを必要としていたシーホークスは、ベンソン・メイヨワと再契約し、ケリー・ハイダーを獲得していた。しかし、リードは昨シーズンにチームで2番目となるサック6.5回をマークし、2018年にはキャリアハイの10.5回を記録しており、その損失は大きな打撃となる。

ルーキーとして6試合に先発した後はシーホークスの先発メンバーの主力となっていたリード。今、両者の道は分かれ、それがすべて変わろうとしている。

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