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シーホークスWRロケットが4年76億円で契約延長

2021年04月01日(木) 09:19

シアトル・シーホークスのタイラー・ロケット【Ryan Kang via AP】

現地31日(水)、シアトル・シーホークスの騒々しいオフシーズンに朗報が届いた。クオーターバック(QB)ラッセル・ウィルソンでさえも喜んでいることだろう。

ワイドレシーバー(WR)タイラー・ロケットがシーホークスと4年6,920万ドル(約76億6,000万円)、3,700万ドル(約41億円)保証の契約を結んだと『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロが情報筋の話を元に伝えた。

ロケットの新契約はその年平均額1,730万ドル(約19億2,000万円)でいうとマイク・エバンスとアレン・ロビンソンの間に位置する。保証額の割合では複数年契約で年平均1,400万ドル(約15億5,000万円)を受け取るレシーバーたちの中でトップに近い。『Over The Cap(オーバー・ザ・キャップ)』によれば、保証額の割合がロケットよりも高いのはフリオ・ジョーンズとディアンドレ・ホプキンスのみだという。

新契約はパスオフェンスの不可欠な要素としてのシーホークスからのロケットへの信頼と自信を示している。ブレイクアウトしたスターのD.K.メットカーフと共にプレーしたロケットは、2年連続で1,000レシービングヤード超えを達成し、2020年は見事なパフォーマンスを披露する中でタッチダウン10回を記録した。

ロケットが残した数字からすると、契約の金額はやや多すぎるように思えるかもしれない。しかし、ビジネス上の決断としては抜け目のないものだったかもしれない。メットカーフのルーキー契約が2年残っている状況で、シーホークスは賢明にも前もってロケットの時間を買うことで、メットカーフに遅くとも2022年には何が期待できるかを示したのだ。

シーホークスについてはQBウィルソンのチームの現状に対する不満が話題になっている。不満の一つであるプロテクションの問題については、チームはガード(G)ゲーブ・ジャクソンを加えることで改善を図ろうとした。ロケットとの新契約によって、ウィルソンのキーターゲットは2025年シーズン末まで確保できたことになる。4月を迎えるにあたり、これらの動きがシーホークスのオフシーズンを上向かせる助けになるかもしれない。

「相棒!!! さあ行こう!!! こうなるのも当然さ! 愛してるぜ!」

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