フランチャイズタグはチームにも選手にも良くないとビルズQBアレン
2021年04月08日(木) 14:592020年にクオーターバック(QB)ジョシュ・アレンが見せた先例のない成長ぶりは、いずれ大型契約につながるだろう。
NFLで最高の若手の一人であるアレンは未来について思い悩んでいない。『10 Questions with Kyle Brandt(カイル・ブラントの10の質問)』に出演したアレンは、長期契約については辛抱強い姿勢だと再び語っている。
アレンはこのオフシーズンに両サイドからよく聞かれた表現を用い、契約について「なるときになる」と話した。
さらに契約について問われたアレンは何らかの進展があるのが早ければその方が理想的だとしながらも、新契約についてあれこれ考えることで時間を無駄にはしないともコメントしている。
近年のオフシーズンで、大型の長期契約がさまざまな形で結ばれてきた。カンザスシティ・チーフスとQBパトリック・マホームズの大型契約はこのオフシーズンにチーフスにいくらかの柔軟性をもたらした。ジャレッド・ゴフやカーソン・ウェンツの契約は厄介なものとなり、トレードにつながっている。ダック・プレスコットは2年連続でフランチャイズタグをつけられた後、巨額の新契約を結んだ。
“フランチャイズタグ”という言葉にどう反応するか問われたアレンは笑いながら「オエー、だね」と答えた。
「チームにとっても選手にとっても、最高とは思っていない。もうちょっと調べる必要があるけれど、過去2年でタグをつけられた選手を見れば、QBポジションで言えばダックやカーク・カズンズとかだ。結局、彼らは1年か2年前に契約を結んでおくべきだったって話になるかもしれない。だから、しょうがないことさ。結局なるようにしかならない。俺がビルズにとって最高のQBであろうと努力することは、そういうことに妨げられない」
ビルズのジェネラルマネジャー(GM)であるブランドン・ビーン自身も、フランチャイズタグは避けたいと語っていた。アレンにそのテンダーが適用されるまであと2年の契約があることから、ビルズにはまだ時間がある。来月に期限を迎える前に、ビルズはアレンの5年目オプションを有効にすると見られる。
活発なアクションが行われる期限は特になく、チームも選手も現時点で問題なしとしている以上、NFLカレンダーのこの時点で新契約を急ぐ必要はない。将来的には、QBとチームそれぞれの真剣さが変わってくるかもしれない。
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