スーパーボウルを7回優勝しても批判をバネにするバッカニアーズQBブレイディ
2021年04月08日(木) 15:04タンパベイ・バッカニアーズのクオーターバック(QB)トム・ブレイディはスポーツ史上最も自分を奮い立たせることができる選手であり続ける。
スーパーボウルを7回も優勝しているブレイディをコケにできる者などいないに等しいが、それでもTB12は挑戦を見つけてそれに挑むことをやめない。
ブレイディは昨シーズン、新しい街では勝てないと言われたことがモチベーションになっていたと、先日『Good Morning America(グッドモーニング・アメリカ)』に出演した際に元NFL選手のマイケル・ストラハンに話した。
ブレイディは「いつも“君にはできない”とか“能力やスピード、体格、腕力が足りない”と言われることがモチベーションになっていた」と明かしている。「時間をかけて努力を重ね、そういうことを言った人たちを見返してきた。その後はきれいさっぱり忘れる」
「こういうのがフットボールのすごいところだと思っているんだ。去年やったことよりも今年何をやるか。だから僕にとって去年はバッカニアーズで何ができるかがすべてだった。今でもそう思うよ」
ブレイディのこのモチベーション手法は今に始まったものではない。2000年のドラフトで全体199位指名されて以来、G.O.A.T.は現実であれ憶測であれ、侮辱を逆手に取って狂人的なまでに競争力を高めてきた。
ニューイングランド・ペイトリオッツで20年間を過ごした後、昨年にブレイディは自分の実力をバッカニアーズで試すことにした。そしてチームをスーパーボウル優勝へと導く。新しい環境に身を置くことで43歳の自分を若返らせることができたとブレイディはコメントしている。
「ペイトリオッツ時代、周りはいつも僕を主役として特別扱いしてくれていた。でもバッカニアーズに移って初めて新入りになったんだ。すごくいい経験になったよ」
ブレイディはまた、ヘッドコーチ(HC)ビル・ベリチックとブルース・エリアンスのコーチングの違いも要因として挙げている。
「20年間も同じ場所にいるとそこでのやり方しか知らない。違う場所に行って初めて、他にも方法があることを知って新しい世界が開ける」とブレイディはストラハンに話した。
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