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仕事探しはNFLドラフト後まで待つとCBシャーマン

2021年04月09日(金) 00:02

サンフランシスコ・49ersのリチャード・シャーマン【AP Photo/Steve Luciano】

オープンマーケットで売り出し中のトップフリーエージェントの1人が、コーナーバック(CB)のリチャード・シャーマンだ。多くのベテラン仲間たちと同様、プロボウラーの彼も今は待ちの姿勢を決め込んでいる。

最近のクリス・コリンズワースとのポッドキャストでシャーマンは、2021年のドラフトが終わるまでは待たなくてはならないだろうと語っている。

「これ以上何かが起こるには、ドラフトが終わるまで待つしかなさそうだ。みんな夢と希望をドラフトに託しているからな。まあ、それは理解できる」というシャーマンの言葉を『NBC Sports Bay Area(NBCスポーツ・ベイ・エリア)』が伝えている。「俺はこの間33歳になった。この年にもなると向こうの対応はこうさ。“まずはいい子犬を見つけたい。子犬が見つからなければ老犬で我慢する”ってな感じさ。だから俺たちはこうやって待っている」

シャーマンは自ら代理人を務めているため、そのセリフを直接チームたちから聞いたことがあるに違いない。

クラブがドラフト終了を待つというのは何も新しい現象ではない。シャーマンのような11年目のプロよりルーキーの方が安い。サラリーキャップ引き下げが待ち受ける中、クラブ側の出し渋りはいつも以上に厳しくなっている。

あと2年はプレーを続けるつもりのシャーマンは、やがて行き先を見つけることだろう。NFLチームは常に質の高いコーナープレーを求めている。健康を維持できれば、33歳のシャーマンは今でも違いを生み出せる選手だ。

しかし、老化というのは人生のどのステージにおいても期待値の修正を促すものだ。NFL選手でもそれは変わらない。

昨シーズン、サンフランシスコ49ersで5試合に出場したシャーマンは、ドラフト後まで待つことについて非常にリラックスしている様子だ。それはクラブ側がセカンダリー強化のため、やがて“老犬”に声を掛けてくることを彼が知っているからだろう。

【M】