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ベテランQBブライアン・ホイヤーがジェッツ訪問へ

2021年04月08日(木) 23:19


ニューイングランド・ペイトリオッツのブライアン・ホイヤー【AP Photo/Reed Hoffmann】

ニューヨーク・ジェッツのジェネラルマネジャー(GM)ジョー・ダグラスはドラフト全体2位指名でクオーターバック(QB)――ほぼ間違いなくザック・ウィルソンと思われる――を指名すると事実上宣言し、彼は同時にバックアップQBを務める若手のジェームズ・モーガン、マイク・ホワイトに満足していることを示唆した。

そのコメントはどうやらポーズで、フェイクだったようだ。考えてみれば当然のこと。ジェッツがバッファーとなる古参のベテランなしでシーズンを迎えるなどあるはずもない。ルーキーQBにNFLのこつや現実を指導する人物が必要なはずだ。

あれから数日、ダグラスはベテランQBマーケットに目を光らせている。

現地8日(木)、『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートは情報筋からの話として、元ペイトリオッツのQBブライアン・ホイヤーがジェッツを訪問する予定だと伝えた。

35歳の職人は昨シーズンをニューイングランドで過ごし、キャム・ニュートンの控えとして1試合で先発した。2009年にミシガン州立大学からドラフト外でNFL入りしたホイヤーは、トム・ブレイディと同じQBルームで3シーズンを過ごし、そこからNFL内を渡り歩くことになる。これまでにアリゾナ・カーディナルス、クリーブランド・ブラウンズ、ヒューストン・テキサンズ、シカゴ・ベアーズ、サンフランシスコ49ers、インディアナポリス・コルツを転々としながら、途中何度かニューイングランドに舞い戻っていた。

これまでの12シーズンで39試合に先発している。最も輝いていたのは2014年から2015年にかけてで、ブラウンズで13試合、テキサンズで9試合に先発した。

今では古典映画に出てきそうなよき指導者QBという貫禄を備え、その経験を生かして若手にさまざまなこつを伝授することができ、多様なオフェンスでプレーしていることから、新しいプレーブックにもすぐに飛び込んでそれを読み解くことができる。QBルームではむしろコーチに近い存在だ。

ウィルソンとおぼしきルーキーQBに全てを託すジェッツにとって、ホイヤーは攻撃コーディネーター(OC)マイク・ラフルアーと若き司令塔のいい橋渡し役になるだろう。ラフルアーがブラウンズで攻撃インターンをしていた2014年と、49ersでパッシングゲームコーディネーター兼ワイドレシーバー(WR)コーチをしていた2017年にホイヤーが在籍していたことも注目だ。2017年にホイヤーは49ersで6試合に先発しているが、彼がスポットスターター以上の役目を任されたのはそれが最後の年となっている。

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