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シーホークスで次のマイケル・ベネットになれると信じるDEハイダー

2021年04月09日(金) 23:59

デトロイト・ライオンズのケリー・ハイダー【AP Photo/Andy Clayton-King】

マイケル・ベネットは、シアトル・シーホークスのセカンダリーが輝いた“リージョン・オブ・ブーム”時代の立役者の1人だった。彼がいなくなった2018年からは、しばしの空白期間が続いている。

ベネットが去って以来、力で破壊力を見せ、パッシングダウンで内側に滑り込み、ポケットに圧力をかけられるシーホークスのエッジラッシャー探しは難航を極めてきた。

新たに契約を結んだディフェンシブエンド(DE)のケリー・ハイダーはシーホークスが欠いているその万能な役割を務めることができると考えている。

「彼は俺がずっと尊敬し、お手本のようにしてきた人だ」と現地8日(木)、ハイダーは『The Seattle Times(シアトル・タイムズ)』に語った。「俺は彼を参考にした。ボディタイプも同じだし、好きなスタイルなんだ」

昨シーズンのハイダーはサンフランシスコ49ersでキャリアベストの1年を楽しんだ。けが人が多発したこともあり、14試合で先発している。間もなく30歳になる彼はキャリアハイとなる8.5回のサックを記録した。49ersのラインで前後に動き回り、特定の状況ではインサイドでもプレーを見せた。

このオフシーズンにおよそ650万ドル(約7億1,200万円)の2年契約を結んだハイダーは、その多様性をシーホークスディフェンスで生かせると考えている。

「シアトルでプレーする自分を思い描いた理由の1つには、それがあった」と彼は言う。「マイクと同じタイプの役割を果たす姿が俺には見えるんだ」

2014年にドラフト外となったハイダーは2015年にデトロイト・ライオンズに加わり、そこで3年間、ローテーショナルプレーヤーとなれる駆動力と多様性を証明した。この2年間はダラス・カウボーイズとサンフランシスコ49ersでさまざまなポジションを務めている。

シーホークスはエッジラッシャーのカルロス・ダンラップと再契約した。ハイダーがダンラップの逆サイドで昨シーズンのパフォーマンスを再現できれば、失望に終わったシーホークスのパスラッシュにも改善が見られることだろう。

【M】