ディフェンシブエンド（DE）ジェイデビオン・クロウニーとクリーブランド・ブラウンズの複数年にわたるかかわりがついに実を結んだ。

ブラウンズがクロウニーと最大1,000万ドル（約10億9,000万円）の1年契約を結ぶと『NFL Network（NFLネットワーク）』のイアン・ラポポートが現地14日（水）に報じており、後にチームもこの動きを認めている。2020年シーズンはひざの負傷で終わったクロウニーだったが、身体検査に合格した上で契約を結んだ。

クロウニーとブラウンズは昨オフシーズンから話し合いを持っている。テネシー・タイタンズで過ごしたクロウニーの2020年シーズンは振るわぬ結果に終わり、大きく価値を落として再びマーケットに出るに至った。

ブラウンズからの求めの声について、クロウニーは水曜日に「すごく意味があった。誰かから求められているってことだ。誰かが本当に自分を求めているということは、彼らは自分をちゃんとした方法で使うということで、そこも決断する上で大きかった。彼らが俺を求めていて、誰かから求められていれば、人とのかかわりと同じように、それをただ拒絶するということはできない」と話している。

カンザスシティ・チーフスにディビジョナルラウンドで心痛む敗北を喫してオフシーズンを迎えたブラウンズの一番の目標は明らかだった。2021年に求めるものはより優れたディフェンスだ。クロウニーの加入はジェネラルマネジャー（GM）アンドリュー・ベリーがその目標を達成するために行った一連の動きの中で最新の一歩だった。他にはセーフティ（S）ジョン・ジョンソン、コーナーバック（CB）トロイ・ヒル、ラインバッカー（LB）アンソニー・ウオーカー、ディフェンシブタックル（DT）マリク・ジョンソン、DEタカリスト・マッキンリーらがチームに加わっている。

クロウニーはブラウンズの4-3スキームにおいて、自分と同じく元全体1位指名選手であるマイルズ・ギャレットと合流する。これらの動きによって2020年に試合平均被得点で21位だったブラウンズの守備陣が強化される。昨年、ブラウンズはディフェンス面で苦戦しながらも11勝5敗を記録し、1994年以来のプレーオフにたどり着いた。

もちろん、クロウニーについての最大の疑問は健康状態だ。プロとしての7年のキャリア中、4シーズンで負傷に苦しめられたクロウニーは、その経緯からクリーブランドでは証明しなければならないことがあると感じていると話した。

「俺はただ、何よりも自分自身を証明することによって、自分が今も一流の選手であることを示したい。俺が今もここにいて、圧倒することができると示したいんだ」とクロウニーはコメントしている。

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