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NFLがオフシーズンのプランを各チームに通達

2021年04月15日(木) 09:41

NFLロゴ【Ric Tapia via AP】

数週間にわたる話し合いを経て、NFLが現地14日(水)に全32チームに送った文書でオフシーズンのプランを明らかにした。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが入手した文書によれば、リーグによる2021年のオフシーズンプログラムは計9週から成り、1週間で実施される参加必須のミニキャンプ以外は自主参加となっている。ミニキャンプはプログラムの第3フェーズとして5月24日(月)から6月18日(金)の間で行われる。NFLネットワークのトム・ペリセロが報じたところによればNFLPA(NFL選手会)は新プランに合意していないものの、NFLPAとの団体労働協約(CBA)に基づき、リーグには一方的にこれを施行する権利がある。

プログラムの第1フェーズ(4月19日から5月14日)にはチームの指示に基づく1日あたり2時間のバーチャルミーティングが含まれ、オンフィールドドリルやコーチとの活動が禁じられるほか、施設とウエイトルームの人数制限が維持される。この期間に各チームは選手とスタッフ、およびその家族が新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のワクチンを接種できるよう、最大限の努力を払う。

第2フェーズ(5月17日から5月21日)はオンフィールドドリルやコーチとの活動が許可され、CBAのルールに基づいて非接触の“指導ペース”で行われる。

最後の段階である第3フェーズは10日間の従来通りのOTA(チーム合同練習)がフルスピードで(ただし非接触で)行われるほか、対面もしくはバーチャルのミーティングや、前述の参加義務のあるミニキャンプが含まれる。ルーキーミニキャンプと育成プログラムに変更はない。

参加に対する報酬はCBAによって以前に合意された額に基づくという。ワークアウトボーナスは選手の現行契約の条項によって決まる。リーグはまた、連日検査を行うCOVID-19プロトコルとスタッフのワクチンプロトコルを継続。さらに、レギュラーシーズンに実施されていたソーシャルディスタンシングやマスク装着義務も継続される。

火曜日と水曜日に4チーム――デンバー・ブロンコス、シアトル・シーホークス、タンパベイ・バッカニアーズ、デトロイト・ライオンズ――の選手たちがパンデミックにおける安全性への懸念から自主参加のオフシーズンワークアウトに参加しないとの意向を表明した。これらのチームで少なくとも3人の選手の契約にワークアウトボーナスが含まれている。ペリセロは火曜日に、オフシーズンにチーム施設でワークアウトを実施するブロンコスの選手は22名で、15名以上の選手が施設に戻ってくるチームは12を数えると報じた。

リーグのこの文書について報じられる以前、ニューイングランド・ペイトリオッツの選手も“われわれの多く”が自主参加のセッションを欠席する権利を行使すると発表している。

COVID-19のパンデミックの中で最初のシーズンを終え、このオフシーズンも不確定なことが多い。水曜日の文書は、オフシーズンに各チームがオペレーションを始める上での明確なロードマップを示した。オフシーズンプログラムは来週からスタートする。

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