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QBワトソンを訴えた女性の20名が氏名公表、1人は訴え取り下げ

2021年04月15日(木) 13:07

ヒューストン・テキサンズのデショーン・ワトソン【AP Photo/David J. Phillip】

ヒューストン・テキサンズのクオーターバック(QB)デショーン・ワトソンを相手に性的暴行や不正行為を訴えていた22名の女性の一人が訴えを取り下げた。

現地13日(火)に提出された取り下げ通知書で原告の弁護人であるトビー・バズビーは「プライバシーと安全上の懸念から、原告の一人が今後は彼女の訴訟を追求しないことを決断した。原告はこれらの懸念が解消された後にこの訴訟を再提出する権利を保持している」と説明している。

原告は3月22日に提出された最初の申し立てで、2020年7月にヒューストンでマッサージを行った際、ワトソンから暴行および露出と性器による接触というハラスメントを受けたと主張していた。

水曜日午前の段階で、ワトソンに対する残る21件の民事訴訟中、20件が原告の氏名を含む形に修正されている。これらの訴えのすべては、当初“ジェーン・ドウ”という仮名で提出されていた。

最後の原告による当初の訴えに対して氏名公開を求める特例についての審問は水曜日に予定されていたものの、木曜日に延期された。

裁判官は13人の原告に氏名を添えて再告訴するよう命じており、14人目の原告についても氏名を公開するということで原告と被告の間で合意されている。それ以前は公に名前が特定されている女性は2人しかいなかった。

火曜日の夜に発行した声明の中で、バズビーは「われわれは以前、デショーン・ワトソンを訴えている原告らの氏名を弁護側人が入手可能にしようと試み、やがてそうする意向だった」と述べている。

「われわれは原告らの身の安全を懸念し、ワトソンのチームに対し、訴訟において身元を使用できるものの、世界に広められることのないようにする保護令に合意するよう求めた。ワトソン陣営はわれわれの妥協案の申し出を拒絶し、これらの女性の名前を入れて訴えを修正するように主張した。ワトソン陣営はこれらの勇気ある女性に身元特定を強いれば、彼女たちが陰に逃げ込み、この件を追求しないだろうと考えたように思われる。ワトソンとその弁護士はひどい誤算をした。先んじて公の場に立ったアシュリー・ソリスの勇敢さによって、そして、彼女が殺害予告を受けたにもかかわらず、これらの女性は勇気にあふれている」

「本日、われわれは現時点で裁判所の命令も受けていない被害者についてさえも、その名前を公開するべく訴えを再提出している」

ヒューストン警察はワトソンに対して発行された訴状を受けて調査を開始したことを4月2日に発行したリリースで明らかにしている。

NFLは現在、ワトソンに対する申し立てについて調査を行っている。

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