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オールプロのKRパターソンがファルコンズを訪問、契約間近か

2021年04月15日(木) 13:37


シカゴ・ベアーズのコーダレル・パターソン【AP Photo/Charles Rex Arbogast】

アトランタ・ファルコンズがこのゲームで最高のキックリターナー(KR)をチームに加えるかもしれない。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のマイク・ガラフォロが現地14日(水)、コーダレル・パターソンがアトランタを訪問し、契約も間もなく成立すると見られると伝えた。

「シカゴにいる息子たちが恋しくなるな」

8年のキャリアの中でオフェンス陣において自分を生かす場所を見つけることはできなかったものの、パターソンは今も最高のKRであり、スポット的に攻撃陣に加わることもできる。

過去2年はシカゴでプロボウルとオールプロに選ばれたパターソンは、それぞれのシーズンにおいてキックリターンヤードのトップに立った。2020年はキックリターン35回、1,107ヤードを記録し、その中にはタッチダウンにつながった104ヤードのリターンもある。

そのキャリアを通じ、30歳のパターソンはキックリターン平均29.8ヤードをマークしている。それに対し、ファルコンズのリターン平均ヤードは20.5となっており、9ヤードの違いはシーズンを通して大きな差異となっていくはずだ。

2020年にファルコンズのキックリターンでトップに立ったのはブランドン・パウエルで、17回の試みで323ヤード、最長は29ヤード(パターソンのキャリア平均と同じ)だった。チームとしてファルコンズは計409ヤードをマークしたが、これはパターソンがシーズン最初の5試合で記録した数字より低い。2017年のアンドレ・ロバーツ以来、ファルコンズには700ヤードを超えるKRがいなかった。

スペシャルチームで貢献する“隠れたヤード”の他にも、パターソンは有事にランニングバック(RB)としても活躍できる。ヘッドコーチ(HC)マット・ナギーの攻撃陣ではハイブリットWR/RBとして期待されただけのワークロードを担えなかったパターソン。しかし、スペシャルチームのメンバーとしては相手を恐れさせ、違いを生みだせる選手であることは間違いない。

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