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2021年のQBが誰であってもサポートすると49ers FBユーズチェック

2021年04月15日(木) 13:53

サンフランシスコ・49ersのカイル・ユーズチェック【Ryan Kang via AP】

このオフシーズン、サンフランシスコ・49ersの選手たちはずっとクオーターバック(QB)ジミー・ガロポロを擁護してきた。チームメイトを支える姿勢を崩さず、昨季もケガ続きではあったが必ず復活できると。

ところが49ersはQB確保に向けて2021年NFLドラフトの全体3位指名権をトレードで獲得。3週間前に比べてガロポロの将来がますます危うくなった。

高順位でドラフトされるQBがやってくると知ったベテラン選手たちは、予想通り態度を急変。これまでガロポロへの揺るぎない支持を示してきた発言を和らげざるを得なくなった。

フルバック(FB)カイル・ユーズチェックは「現時点でジミーがロースターにいることには変わりない」と『Fantasy Footballers podcast(ファンタジー・フットボーラーズ・ポッドキャスト)』の最近のエピソードで述べた。

「だから俺はジミーが先発として今シーズンのスタートを切る可能性が高いと思っている。必ずそうなるとは限らないけど、俺としてはカンザスシティ・チーフスのQBがアレックス・スミスからパトリック・マホームズに移行した時のような形が理想だ。実現可能だと思うけど、どうだろうね。俺たちはそれを受け入れていくしかないんじゃないかな。俺は誰が司令塔になってもサポートするさ。ジミーだろうが、ルーキーQBだろうが。どちらにしても俺たちは成功する」

ユーズチェックはオフシーズン初めにはガロポロが今季も49ersの先発QBであると自信を見せており、いかにこのベテランQBが彼の将来に関する外部の雑音に惑わされないかを熱く語っていた。

今やガロポロもその雑音を無視することはできない。

この超大型ドラフトトレードはユーズチェックのようなベテラン選手さえも驚かせたようだ。

「確かにびっくりしたし、同時に少し興奮した。でもルーキーの実力は読めないし、チームにどう影響するかも分からないから多少の不安もある」とユーズチェックは『49ers Webzone(49ersウェブゾーン)』に話した。「全体3位指名を持っていれば誰だって興奮するさ。トップクラスの才能が仲間入りするんだ。特に今年のドラフトのQBたちはどのチームも喉から手が出るほどほしい逸材がそろっている。本当に才能あふれる選手ばかりだ」

「だからそれについては楽しみにしている。でも言った通り、チームにどう影響するかは分からない。あと個人的な話としては、ジミーは俺にとって素晴らしい友人でありチームメイトだ。コンディションが万全の時は全員にとって一流の選手だよ。どう感じるかは人それぞれだけど、結局は選手として(ヘッドコーチの)カイル(シャナハン)と(ジェネラルマネジャーのジョン)リンチがチームのために最善の判断をしてくれると信じるしかない」

このトレード以降も49ersの幹部は、ガロポロが2021年のチームプランからは外されていないことを示唆してきた。ガロポロが健康を維持できるかや、ルーキーがどれだけシャナハンHCのオフェンスに適応できるかなど、そのプランがどのくらい続くかはさまざまな要因に左右されるだろう。また、他でのQBの負傷や別の不測の事態によって、49ersが最終的にガロポロをトレードする可能性も残っている。

いつ転換が起ころうとも、49ersがQBポジションにおける将来的な代替案を用意していることだけは明らかだ。それに応じて49ersの選手たちもQB問題への対応を微調整するしかない。

【R】