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バッカニアーズに入ってすぐに違いを感じたとRBバーナード

2021年04月15日(木) 16:06

シンシナティ・ベンガルズのジオバニ・バーナードとピッツバーグ・スティーラーズのT.J.ワット【AP Photo/Michael Conroy】

ランニングバック(RB)ジオバニ・バーナードのNFLでの最初の3シーズンは常に勝ち越しであり、シンシナティ・ベンガルズのマービン・ルイスヘッドコーチ(HC)時代の最後の輝きを満喫していた時期だった。

プロ9年目を迎えるバーナードには、新しいユニフォームでシーズンを始めるという活力がみなぎっている。ベンガルズも2021年に装いを改めているが、バーナードが新たにまとうのはオレンジ&ブラックではない。レッド&ピューター、すなわちディフェンディングスーパーボウルチャンピオンのユニフォームだ。

バーナードはチームに到着するや否や、王者に感銘を受けている。

「もう違いが感じられる。建物に入ってすぐ、雰囲気だけで違うんだ」とバーナードはタンパベイ・バッカニアーズでの日々の始まりについて話した。

「興奮冷めやらぬって感じさ。もちろん、去年スーパーボウルで勝ったわけだけど、誰も彼らの警戒を解かせてなんていない。全員がこれからの戦いにエキサイトしていて、その一部になれるだけでワクワクする」

バーナードのキャリアは3年連続で10勝以上を上げる形でスタートし、ベンガルズは3度のポストシーズン進出を果たした。しかし、このときのベンガルズはプレーオフで勝利することができなかった。最後にポストシーズンに駒を進めた2015年以来、ベンガルズの調子は急落し、7勝9敗を超える戦績を残せずに、2019年にはNFLで最下位にまで沈んでいる。

バッカニアーズに加入した経緯について「トム(ブレイディ)と働けること自体が、俺にとっては本当に断りがたいことだった。彼と関係を築くってことだけでね」とバーナードは説明している。

「彼はRBをかなり頼りにしているし、リーグを通してそうだと思う。個人的には、俺はいつだってすべてのダウンにいるようなバックでありたいと思うから、俺にとってはパスだけの問題じゃない。俺としてはブロッキングのことをかなり考えていて、それはとても大きい。もちろん、その資本を背後に守っておけることを願っている。いつもそれに本当に頼ってきたからな」

「トムがRBにボールを投げる限り、それは明らかにすごいことだし、俺がキャリアを通じてやってきたことだ。彼がニューイングランドでジェームス・ホワイトとやってきたことは見ただろ。あいつは俺のすごく親しい友人だ。俺はフォートローダーデールの聖トーマス・アクィナス高校でジェームスと一緒に成長してきたから、彼との関係は本当に近い。自分が行きたいチームを考えていたときに、当然ヤツと話した。あいつはトムや彼の職業倫理については素晴らしいことしか言わなかったし、それはみんなが知っている。俺にとっては悩む必要のないことだった」

レギュラーシーズンの開幕まではまだ数カ月あるものの、バーナードは現段階としては良い位置につけた。後はチームにとって再度のタイトル獲得に向けて立ち上がるだけだ。

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