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2021年に「バージョンアップ」を目指すカウボーイズWRラム

2021年04月16日(金) 01:02

ダラス・カウボーイズのシーディー・ラムとミネソタ・バイキングスのジェフ・グラッドニー【AP Photo/Jim Mone】

ダラス・カウボーイズのワイドレシーバー(WR)シーディー・ラムはルーキーシーズンが始まってすぐに、最初の5試合で2回の100ヤードを越えを含む433ヤードを稼いだ。ドラフトでカウボーイズの手に転がり落ちた選手にとって、これはチームの選択を正当化するスタートだった。

全てのルーキーと同様に、その過程には困難もあった。第7週には0が並んだこともあり、終盤には100ヤード越えが見られなくなってしまった。それでも、キャッチ74回で935ヤード、タッチダウン5回というのは若いキャリアのスタートとしては抜群の成績だ。

2021年は別のレベルへと進化できるとラムは信じている。

「俺はチームのためにもっと成長することに集中したい。できる限りのインパクトをチームに与えたいんだ」とラムは『Dallas Morning News(ダラス・モーニング・ニュース)』のカルビン・ワトキンスに語った。「当然、チームは良くなる。全く新しいシステムを始めたんだ。新しい守備コーディネーター(DC)も来た(ダン・クイン)。オフェンスはみんなが戻ってきた。完全に新しい役割だ。俺は自分自身をバージョンアップさせたい。去年より良くなって、グループ全体でみんながその考えを持っていれば、俺たちはもっと強くなる」

昨年のラムが不発だったのはバックアップクオーターバック(QB)と組んだ時だった。第5週からダック・プレスコットが離脱し、アンディー・ダルトンがけがで出られなくなり、シーズンを通して4人のQBがプレーした。若いワイドアウトにとっては安定性を欠いていた。多数のけがによってオフェンシブラインには穴が開き、彼らのオフェンスは足掛かりすらつかめなかった。

大型の新契約を結んで戻ってきたプレスコットに、ラムやアマリ・クーパー、マイケル・ガラップ、エゼキエル・エリオットにトニー・ポラード、ブレイク・ジャーウィンに至るまで、全ての武器が再結集したカウボーイズは、全員が健康でいられればいつでも復活可能な態勢を整えている。

「オフェンスのスキルポジションに関しちゃ、俺たちは誰とだって戦えると思っている」とラムは述べた。「絶対とは言わないまでも、俺たちはNFLでベストの1つに入るはずだ。いつでも、誰でも、ボールにタッチして得点を狙える。それは去年証明済みだ。スキルポジションでは、優秀者がそろっている。みんなが一丸となってプレーし、健康を保てれば、何が起こるかなんて誰にも分からない。去年は間違いなく俺たちの目を開かせてくれた」

長年安定性を見せてきたカウボーイズのオフェンシブラインを壊したのはけがだった。オフェンスに関して、2021年のドラフトで重要なのは、プレスコットのためにブロッキングとデプスを確保することだ。一方、ディフェンスに関しては埋めなければならない穴がまだ多く残っている。

【M】