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今季のドラフト候補者の評価は「かなり違う」とペイトリオッツHCベリチック

2021年04月16日(金) 16:03


ニューイングランド・ペイトリオッツのヘッドコーチ(HC)ビル・ベリチック【AP Photo/John Munson】

ニューイングランド・ペイトリオッツのオーナーであるロバート・クラフトは、ここ数年の失敗を踏まえてチームは今後のNFLドラフトでより良い結果を出す必要があると、今月はじめに示唆していた。その際クラフトは、ペイトリオッツのこのオフシーズン中のアプローチはこれまでとは違う感じがするとも口にしている。

現地15日(木)、クラフトの発言について聞かれたヘッドコーチ(HC)のビル・ベリチックは、チームがロースターをどのように構築するかという目標は変わっていないと次のように話した。

「われわれは常に上を目指している。すべてを常に評価し、より良いやり方を模索している。1年に1度のプロセスとしてはそれがドラフトに当たるが、われわれはレギュラーシーズンを通して定期的に見直しを行う」

「常により良い仕事をしたいと思っている。昨年特有のドラフトプロセスがあったが、今年はそれと似た点もあれば異なる点もある。その経験を活かして、今年はいくらかプロセスを改善したい。少なくとも去年よりは良くなっているはずだ。最終的に選手を評価することには変わりなく、このチームにとって最善の決断ができればいいと思っている。われわれは常にそう心がけてきたし、これからもそうするつもりだ。ミッションは変わっていない」

変わったのは、ここ2回のドラフトではNFLのフロントオフィスが有望な候補者と直接会うことなくやりくりしなければならないことだ。

2020年のカレッジフットボールのシーズンが不規則だったため、今季の選手スカウティングでチーム側が取ったプロセスも違っていたとベリチックHCは指摘。動画による評価には「いくつかの紆余曲折」があったと言う。

「ある意味では2019年の動画を使うことで今の選手との比較ができる。と同時に1年あれば選手がいかに成長するかも分かっている。それによって評価は少し変わってくる。とにかく、自分のチームにとってその選手がどう貢献してくれるか、彼の役割は何か、そして入団した際にはどれくらいの伸びしろがあって、どう成長させていくかを考えることが大切だ。いつもより情報量は少ないが、それはどのチームも同じだ」

「評価はかなり違う。それだけは言える」

デトロイト・ライオンズのHCを解任され、ペイトリオッツに舞い戻ってきたマット・パトリシアはそのプロセスにかなり関わっているとベリチックHCはつけ加えた。

いつものようにベリチックHCは、クオーターバック(QB)ポジションをアップグレードする計画を含め、具体的なことには触れていない。特定のQB選手が後ろの順位では獲得できないかもしれないことを考えると、トレードアップを検討するかと聞かれ、ベリチックはこう答えた。

「それはどのポジションにも言えることだ」

【R】