ニュース

元スティーラーズTビラヌエバがレイブンズ訪問へ

2021年04月20日(火) 10:43

アレハンドロ・ビラヌエバ【AP Photo/Don Wright】

オーランド・ブラウンの状況に決着がついていない中、ボルティモア・レイブンズがフリーエージェント(FA)のオフェンシブタックル(OT)に目を向けている。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが状況を知る人物の話を元に現地19日(月)に伝えたところによれば、元ピッツバーグ・スティーラーズのタックル(T)アレハンドロ・ビラヌエバが今週にボルティモアを訪問する予定だという。

ビラヌエバはフィラデルフィア・イーグルスにカットされた後、2014年にスティーラーズと契約。1年を練習生として過ごし、2015年にはスティーラーズの先発レフトタックル(LT)となった。過去5シーズンの全試合に先発出場したビラヌエバは、このオフシーズンにFAとなっている。

ブラウンがトレードを要求する中、レイブンズはマーケットでベテランのTを探していた。昨年に負傷したロニー・スタンリーに代わってLTを務めたブラウンは、ライトサイドに戻らずにフルタイムのLTになることを希望している。ブラウンのトレードがあるとすれば、ドラフト前かドラフト中になると見られている。

レイブンズが常に補償ドラフトのプロセスを意識していることを踏まえると、ビラヌエバのようなべテランとドラフト前に契約を結ぶとしたら驚きだ。

ビラヌエバを加えるとすれば、レイブンズにとっては興味深い状況になるだろう。32歳のビラヌエバはランブロッカーよりもパスブロッカーとして優れており、ランゲームにおいてはキャリアを通して苦戦してきた。レイブンズ攻撃陣が地上戦を基盤としている以上、その加入には疑問が生じるだろう。しかしながら、トレードが発生した場合には、ベテランの代役が用意できていることにもなる。

【A】