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バッカニアーズがベテランバックアップQBのグリフィンと再契約

2021年04月21日(水) 09:28

タンパベイ・バッカニアーズのライアン・グリフィン【AP Photo/Chris O'Meara】

クオーターバック(QB)ライアン・グリフィンがタンパベイ・バッカニアーズの優勝ボートパレードでトム・ブレイディが真っ直ぐ立つのを助けたのは有名な話だ。おそらく、バックアップQBであるグリフィンは2021年により大きな役割を担うだろう。

バッカニアーズがグリフィンと再契約を結んだことを現地20日(火)に発表した。これで、ブレイディはベテランの仲間とQBルームを共にすることになる。

グリフィンと契約するまで、バッカニアーズにはブレイディ以外に契約を結んでいるQBがいなかった。昨年にバックアップを務めていたブレイン・ギャバートは引き続きフリーエージェント(FA)の状態だ。

2015年にニューオーリンズ・セインツからウェイバーにかけられ、バッカニアーズによってクレームされたグリフィンは、最終的なロースターに残ればこのチームで7年目を迎えることになる。31歳のグリフィンは主にプレシーズンのプレーヤーであり、キャリアを通して投じたパスはわずか4回。すべて2019年に記録したものだ。

バッカニアーズで年月を過ごしたグリフィンには、バイロン・レフトウィッチ(攻撃コーディネーター)やブルース・エリアンス(ヘッドコーチ)のシステムの経験がある。昨年はパンデミックの中で2人のバックアップを擁していたバッカニアーズだが、ブレイディの耐久性を踏まえ、今季は長年のバックアップとしてグリフィンを据えることで満足しているのかもしれない。

グリフィンと再契約したからといって、バッカニアーズが2021年のNFLドラフトのどこかの時点でルーキーQBを加える可能性がないわけではない。ひとまず、TB12は馴染みのあるチームメイトとQBルームをシェアできる。再びロンバルディトロフィーを獲得することがあれば、大騒ぎの中でよろけてもこのチームメイトが手を貸してくれるだろう。

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