スティーラーズがトムリンHCと3年の契約延長
2021年04月21日(水) 08:26ピッツバーグ・スティーラーズのマイク・トムリン時代はまだ続く。
スティーラーズは長年ヘッドコーチ(HC)を務めるトムリンを2024年シーズン末までチームにとどめる3年契約を結んだことを現地20日(火)に発表した。
スティーラーズ社長アート・ルーニー二世の声明では「マイク・トムリンの契約を2024年シーズン末まで延長したことを、喜びをもって発表する」と述べられている。
「マイクはNFLで最も成功しているHCの一人であり、われわれはさらなるチャンピオンシップで勝利するために取り組んでいく上で彼のリーダーシップがこのチームを導き続けると自信を持っている」
49歳のトムリンはHCとして15シーズン目を迎える。トムリンHCがスティーラーズを率いた14シーズンで負け越した年がないのは有名な話だ。例年積み上げてきた成功の中には、シーズンのほとんどをバックアップQB(クオーターバック)で戦ったにもかかわらず、勝率.500をマークした2019年が含まれる。
また、トムリンHCは声明の中で「この契約延長をとてもありがたく感じているし、アート・ルーニー二世とこの組織の全員に、最初の14シーズンでのサポートに対して感謝したい」とコメントした。
「われわれにはこのチームの7度目のスーパーボウル制覇という目標があり、来るシーズンについてはこれ以上なく熱狂している」
トムリンHCが2007年にチームを引き継いで以来、スティーラーズはディビジョンタイトルを7度獲得しており、そのうちの一つにあたる昨シーズンには12勝4敗を記録。ポストシーズン進出は9回果たしている。
トムリンHCはスーパーボウルで優勝した最も若いHCであり、チームを率いるようになってわずか2年目でその偉業を達成した。しかしながら、長く成功しているにもかかわらず、2010年シーズンにスーパーボウルで敗北して以来、この大舞台には手が届いていない。
新契約によってトムリンHCはビル・カウアーがスティーラーズのHCとして過ごした15シーズンという期間をいずれ追い抜くことになる。スティーラーズには1969年以来、3人のHCしかいない。すなわち、トムリン(2007年から)、カウワー(1992年から2006年)、チャック・ノル(1969年から1991年)の3名だ。
ピッツバーグの前例のない安定性はトムリンHCの新契約によってこれからも続いていく。
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