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延長なしでのQBアレンとLBエドモンズの5年目オプションは「理想的ではない」とビルズGM

2021年04月21日(水) 14:37

バッファロー・ビルズのジョシュ・アレン【AP Photo/Mark Zaleski】

バッファロー・ビルズは現地5月3日(月)の期限までに2018年の1巡目指名選手であるクオーターバック(QB)ジョシュ・アレンならびにラインバッカー(LB)トゥルメイン・エドモンズの5年目オプションを有効にしなければならない。

プレーオフに進出したチームの主要メンバーだった2人のオプションを有効にするのは、ビルズにとって悩みようのない選択だろう。団体労働協約(CBA)の変更によって、5年目の契約はオプションが有効にされた瞬間から保証される。過去のCBAでは、保証されるのは負傷時のみだった。

アレンの5年目オプションは2,310万6,000ドル(約25億円)、エドモンズは1,271万6,000ドル(約13億7,000万円)となっている。

ビルズのジェネラルマネジャー(GM)ブランドン・ビーンが現地21日(火)に説明したように、ビルズはアレンとエドモンズの5年目オプションを、主要選手の一人、もしくは両方の契約延長の前触れとして利用したいと考えている。サラリーキャップの関係から、両選手をまだ飛躍的にキャップが上昇していない可能性のある2022年に5年目オプションでキープすることは厳しい立ち回りになると見込まれる。

5年目オプションの行使について聞かれたビーンは「簡単に答えれば、その点についてはドラフト後まで待つつもりだ」と応じた。

「いくらか話し合いを持っているが、実際はドラフトが終わり次第、中心的な議題になるだろう」

「今年の厳しい部分はキャップが下がり、来年はどの程度になるか分からないという点であり、おそらく大きく上がることはないだろう。ジョシュの2,000万ドル台という数字はプロボウル選出によるもので、トゥルメインは2度プロボウルに出て1,300万ドル近くになっている。こういったキャップナンバーはフレキシブルにならないので、2人のオプションを有効にすれば来年のキャップで3,500万ドル近くを占めることになる。2人のオプションを行使しながらも延長しないというのは理想的な筋書きではないため、われわれのシステムの中でどううまく当てはめていくかを導き出さなければならない。しかし、ドラフトが終わればその答えが出るだろう」

直接的に語りはしなかったものの、ビーンのコメントから見えてくるのは、延長契約をまとめることでサラリーキャップを下げるのが理想的な方法だという点だ。こういった取引は、特にQBについては時間がかかる。通常、アレンのようなQBの大型契約はトレーニングキャンプが近づくまで見られない。

オフシーズンを通じてアレンとビルズは契約延長がじきに成立するとの自信を示していた。5年目オプションの後にフランチャイズタグをつけるのは、どの陣営にとっても理想的ではない。とは言え、必要ならばその可能性もある。ビーンは火曜日に、バッファローにいる全員がアレンとの契約延長については足並みをそろえていると話した。

「ジョシュと私は話したし、私は彼の代理人の一人とも話し合いをした。われわれはドラフトを終わらせた後、春の終わりか夏に――急いではいない――なるが、何かの話し合いをしていく。ジョシュが契約延長すれば、われわれとしては間違いなくそれがいい。だが、彼にとって意味のある数字や、われわれにとって意味のある数字というものがあり、それを話し合ってきたし、彼らも同じことを承知している。われわれの足並みはそろっている」

このオフシーズンになるか次のオフシーズンになるかはともあれ、ビルズとアレンは長期的な関係に向けて動いている。それが実現する前に、ビルズは正式にアレンとエドモンズの5年目オプションを有効にしなければならないだろう。まずは来週に始まるドラフトに集中し、そこから残る仕事に取りかかることになりそうだ。

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