QBタゴヴァイロアを中心としたチーム構築に取り組むドルフィンズ
2021年04月22日(木) 13:05マイアミ・ドルフィンズはこのオフシーズンに2つの重要な事実を証明した。彼らはトゥア・タゴヴァイロアにコミットしている。そして、彼らは取引をためらっていない。
ドルフィンズは最初の事実をQB指名には絶好の位置からトレードダウンすることによって示した。その後すぐにさらなる取引でドルフィンズは全体6位まで位置を戻しており、ジェネラルマネジャー(GM)クリス・グリアーはチームをトップ10のちょうど真ん中ながらも、チームのQB状況については騒ぎが起こらないようなポジションにつけている。
グリアーはタゴヴァイロアを囲む才能たちに費やす軍資金を調達した。あとはタゴヴァイロアが自らの役割を果たすのみだ。
現地21日(水)、グリアーは「特にどこで指名するかを選択するときはいつでもチームのことを見るものだし、トゥアはその大きな部分を占めている」と説明している。
「したがって、そこを中心に構築していくし、そのときには自分たちのQBにできるベストは何かを考えるが、獲得可能なベストプレーヤーたちや、チームのために何をするかについても、それとはかりにかける。なぜなら、結局のところチームが一番だからだ。1人の選手や1つの指名、1人の人間ではない。ブライアン(フローレスHC)がチームファーストの選手がうまくフィットすると言うのを聞いたことがあるだろう。われわれにとってはただ、QBとの合致と同様、チームにとって適切な選手、適切な人物、うまく合う者を探すということだ」
2年目に証明すべきことが多いタゴヴァイロアだが、グリアーは次のようにも述べている。
「コミュニケーションは素晴らしかったし、彼は懸命に働いている。レシーバーたちと取り組んできた。ご存じの通り、とてもコンペティティブな青年でもある。昨年はけがを治療し、OTA(チーム合同練習)やミニキャンプがない中、すぐに実戦に投入されることになり、移行は難しかったと思う。彼がリハビリをやっていたことを考えればなおのことだ。今の彼は健康だ」
オフシーズンをフルで経験し、オンフィールドのワークアウトの機会もあることで、タゴヴァイロアがルーキーとして形成してきた基盤はさらに強化されるはずだ。再びトレードダウンすることも否定していないドルフィンズのドラフトについては、グリアーの手腕にかかっている。春から夏にグリアーがプレッシャーにさらされた後、9月にはタゴヴァイロアが大きな役割を担う。グリアーが2年目のタゴヴァイロアをアシストする環境を整えることに成功するのを願うばかりだ。
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