Gネルソンをタックルにする可能性はあるも理想的ではないとコルツGM
2021年04月22日(木) 14:14インディアナポリス・コルツはこのオフシーズンに長年の要だった存在を失った。その代役を探すのは簡単なことではない。
オフェンシブタックル(OT)アンソニー・キャストンゾの引退によって、コルツのレフトタックルには穴が開いている。昨年のタックルの層が厚かったドラフトで埋められたかもしれないこの穴だが、コルツがトレードアップに成功できれば、今年のドラフトで2人のトップタックルのいずれかを指名できる可能性もある。しかしながら、そういった動きには巨額の資本を必要とするため、もしかしたら自分たちのロースターを見返す方が得策かもしれない。
サム・テビやジュリアン・ダベンポートらを擁するタックルの中に明確な後任はいない。よりよい答えは隣のポジションにありそうだ。
2017年に苦戦した結果としてコルツがドラフトで獲得したのが、その後にオールプロおよびプロボウル選出を果たしたガード(G)クエントン・ネルソンだった。ネルソンの指名が賢明だったことはすぐに証明され、コルツはこれから長きにわたって頼りにできる堅実なブロッカーを手に入れている。
コルツのレフトガードは安泰だ。だが、ネルソンがより重要なポジションを埋める可能性はないのだろうか?
表面上は、あり得る。『FOX59』によれば、コルツのオーナーであるジム・アーセイは、ネルソンがLTになる可能性はあるものの、理想としてはガードにとどめて他の代役を連れてくる方がいいと『107.5 The Fan(107.5 ザ・ファン)』に述べている。
まだ4月だ。ゆっくり考えてみよう。ネルソンをタックルにする動きは賢いか?
多分、そうではない
理由はシンプルで、ネルソンは自分に求められることなら何でもできる一流のガードだという点に尽きる。ネルソンはプレーコールの可能性を大きく広げる武器として活躍してきた。エリートのガードをタックルに移して問題を解決することに、あまり意義はない。ガードならエリートでも、タックルとしてはそこそこにとどまる可能性もあるのだ。
コルツはすでに今年のドラフトに出てくるタックルたちのスカウティングを行っている模様だ。1年前ほど強力ではないものの、それでも獲得する価値はある。そして、ルーキーのレフトタックルは、すでに堅実なオフェンシブラインで成功する確率の方が、そうではない場合よりも高い。
賢明な動きこそ、正しい動き。すなわち、ドラフトでタックルを獲得し、一流のガードの傍で育てるべきだ。コルツにはそれが最良のアクションであると、もう分かっているのだろう。
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