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パンサーズがQBダーノルドの5年目オプションを行使

2021年05月01日(土) 01:23

ニューヨーク・ジェッツのサム・ダーノルド【AP Photo/Noah K. Murray】

カロライナ・パンサーズは2021年NFLドラフト初日を迎えた現地29日(木)に全体8位の指名権をディフェンスプレーヤーの獲得に使った。そして翌日にはサム・ダーノルドが将来のクオーターバック(QB)であることを確実にしている。

ダーノルドの5年目オプションを行使すると発表したパンサーズは、ワイドレシーバー(WR)D.J.ムーアのオプションイヤーも正式に決定したと明かしている。

パンサーズは5月3日までにダーノルドのオプションを行使するかどうかを判断するとしていたが、ドラフト初日にジャスティン・フィールズとマック・ジョーンズの指名を見送ったことから、チームにとっては判断が容易になったようだ。

ダーノルドの5年目オプションは2022年に1,885万8,000ドル(約20億6,000万円)が支払われる。この契約はオプションが行使されると完全に保証されるものだ。

パンサーズのジェネラルマネジャー(GM)を務めるスコット・フィッタラーは1週間前、ドラフト後にオプションの判断を下すと発言していた。しかしながら、フィッタラーがその意向を表明するのに必要だったのは1巡目の指名だけで済んだようだ。

パンサーズはダーノルドを手に入れるにあたって来年の2巡目指名権を含む3つのドラフト指名権を手放しており、このトレードの際には1年のレンタルに資産を費やすのではなく5年目のオプションを行使すると考えられていた。

それでも、フィッタラーはドラフトの展開を見守ることにし、ダーノルドのトレード後も、ドラフト前のプロセスにおいて目当てのクオーターバックがいればドラフトする可能性を示唆してもいた。パンサーズは8位指名でフィールズを検討していたと伝えられていたが、実際にはコーナーバック(CB)ジェイシー・ホーンを指名している。

ドラフト当日の決定はパンサーズがダーノルドのチームであることを示すものと言えよう。1,800万ドルのオプションを選択したことで、その意味はさらに大きくなった。

【C】