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2021年IPPプログラム参加はドイツ、メキシコ、イタリア、オーストリアの4選手、李卓は選ばれず

2021年05月05日(水) 01:32


プロデーに参加したIPPプログラム候補生【NFL】

NFLは現地4日(火)、インターナショナル・プレーヤー・パスウェイ(IPP)プログラムの一環として、4チームがそれぞれ1名のインターナショナルプレーヤーを練習生として迎え入れると発表した。2017年にスタートしたIPPプログラムは世界各国のアスリートにNFLレベルで競い合うチャンスを提供し、スキルを磨いた上で最終的にはNFLロースター入りを目指す機会を与えることを目的としている。

2021年のIPPプログラムに選ばれた4人と各所属チームは下記の通り。

●アーロン・ドンコル、ラインバッカー(LB)、ドイツ:シアトル・シーホークス
●アルフレッド・グティエレス、オフェンシブライン(OL)、メキシコ:サンフランシスコ・49ers
●マックス・パーチャー、オフェンシブライン(OL)、イタリア、ロサンゼルス・ラムズ
●ベルンハルト・セイコビッツ、タイトエンド(TE)、オーストリア、アリゾナ・カーディナルス

今年はNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)西地区の4チームがIPPプレーヤーを受け入れることになり、4チームはトレーニングキャンプ終了までこれらの選手をロースターに残す。プレシーズンのトレーニングキャンプ終了とともに各選手はアサインされたチームでの外国出身練習生としての資格を得る。これにより、各選手が属するチームはシーズンに向けて1人多くの練習生を擁することができる。

NFL国際部門最高執行責任者(COO)を務めるダマニ・リーチは「インターナショナル・プレーヤー・パスウェイ・プログラムはアスリートにNFLへの有力なルートとさらなるスキル向上の機会を提供する。2021年の選手たちをNFLに迎え、世界中にゲームを成長させていくことに興奮を覚えている」とコメントした。

IPPプログラム候補生として他の10名――IPPプログラム入りした上述の4人を含む――とともに、今年1月からフロリダでトレーニングキャンプに臨んでいた日本のランニングバック(RB)李卓は最終的にIPPプログラムには選ばれなかった。

【C】