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ライオンズがドラフトでQBを指名しなかったのは“信任票”だとQBゴフ

2021年05月07日(金) 16:41

ジャレッド・ゴフ【AP Photo/Scott Eklund】

デトロイト・ライオンズの新ジェネラルマネジャー(GM)であるブラッド・ホームズは2021年NFLドラフトでクオーターバック(QB)を追加しなかった。ライオンズが全体7位でオフェンシブタックル(OT)ペネイ・スウェルを指名したとき、QBジャスティン・フィールズやマック・ジョーンズがまだ残っていたにもかかわらずだ。

そうすることで、首脳陣はジャレッド・ゴフがライオンズのまごうことなきQB1であることを示している。

ゴフは現地6日(木)、チーム首脳陣とドラフトでQBを獲得する可能性について話し合ったと報道陣に明かした。

「ドラフトの前に何度か話し合った。繰り返すけど、俺にとっては明らかに良い信任票だったと思う。俺にとって失われていなかったのは彼らのスタッフとしての最初の動きで、ブラッドやダン(キャンベルHC)が俺を関わらせてくれた。エキサイティングだし、いい感じだ」

ライオンズはゴフの2021年のサラリーの2,000万ドルをサインボーナスに変更し、実質的にゴフを今後2シーズンとどめようとした(2022年にゴフをカットする場合のデッドキャップは3,000万ドル以上)ことで、QBが最優先事項でないことを示していた。

再建中のライオンズはゴフの後ろに元グリーンベイ・パッカーズのQBティム・ボイルやQBデビッド・ブラウを従えてトレーニングキャンプに向かう。

2年連続でプロボウルに選出され、ロサンゼルス・ラムズをスーパーボウルに導いたゴフだったが、2020年にボールをダウンフィールドに運ぶことに苦戦したこともあって、ラムズの不興を買った。ゴフはチーム再建に乗り出したライオンズで批判家たちを黙らせるチャンスを得ている。

ブレシャド・ペリマンやタイレル・ウイリアムス、カリフ・レイモンド、クインテズ・シーフス、そしてドラフト4巡目で指名したアモン ラ・セント・ブラウンらのレシーバー陣と共にガタついたライオンズを立て直していく仕事は、ゴフにとって厳しいものになるだろう。

スウェルを選択したこと、および木曜日に明らかになったセンター(C)フランク・ラグナウとの契約延長によって、ゴフの前にはより優れたオフェンシブラインが敷かれることになる。

スウェルの指名について、ゴフは「燃えるね、燃え上がるよ」と話した。

「俺たちがペネイを獲得したのを見たとき、スタッフが燃え上がっているのが分かった。もちろん、QBとして俺もそうだった。前が補強されるのはいつだっていいことだ。今はたくさんの手堅いやつらがいるし、リーグでもトップクラスだといいなと思っている。やることはまだたくさんあるし、彼らもそれが分かっていると俺は知っている。だけど、今はいい選手がたくさんいて、QBとしてそれは最高の友人だ。だから、そのことにエキサイトしている」

Oラインを強みとするロースターであることから、ライオンズはゴフをセンター後ろに据えた、ランファーストのプレーアクションを用いるチームになるだろう。守備陣の不備やその他の部分での才能の不足を踏まえれば、ホームズGMとキャンベルHC指揮下の再建1年目で迎える2021年は厳しいものになるかもしれない。

それほどの期待はかからず、ルーキーQBとの競争もない状況で、ゴフとしてはキャリアの立て直しに向けて重荷を背負わずに思う存分プレーすることができるはずだ。

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