ワクチン接種完了者は施設内でのマスク着用義務を解除
2021年05月15日(土) 13:53『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが入手した覚書によると、NFLは現地14日(金)、ワクチンを完全接種したNFL選手および階層スタッフはクラブ施設の内外においてマスク着用の義務がなくなると発表したという。
前日の13日にはアメリカ疾病管理予防センターがワクチンを完全に接種した人に対するマスク着用ガイダンスを緩和しており、これをうけてプロトコルが更新された格好だ。
リーグ発行の覚書には「本日ただいまより、完全にワクチンを接種した階層スタッフおよび選手は屋内外を問わず、クラブ施設内においてマスクを着用する必要はない」と記載されている。
「COVID-19ワクチン(ジョンソン・エンド・ジョンソン社製の単回接種、もしくはファイザー社製またはモデルナ社製の2回接種)の最終接種を終えて14日が経過している場合、当該人物は“ワクチンを完全に接種した”とみなされる。完全な接種が完了していない(例えばワクチンを接種していない、もしくは最終接種から14日が経過していない)階層スタッフならびに選手は完全にワクチンを接種するまでの間、2020年10月16日発行のクラブ施設プロトコルで求められている通り、クラブ施設の屋内外においてマスクの着用を継続しなければならない」
また、NFLはCOVID-19プロトコルを「CDCのガイドラインに沿って」追加的に変更する可能性を想定していること、加えて各チームは「たとえ規制がより厳しいものであっても」地域や州の規制を遵守しなければならないことにも言及している。
これはリーグのCOVID-19プロトコルに関する最新の改定であり、NFLプレーヤーやスタッフらがワクチンを受けるためのさらなる動機付けとなる。
今年4月、NFLはワクチンの完全接種が完了した個人は日毎の検査ではなく週に1度の検査で済むこと、移動後に“エントリー”検査を受ける必要がないことを発表した。さらに5月初めには全チームに対してルーキー選手にCOVID-19ワクチンを提供することを奨励している。
NFLをはじめ、アメリカが日常に戻ろうとする中で、リーグはワクチン接種の推奨を継続しており、今回の動きはその一環として重要なものとなる。
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