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アキレス腱断裂からの復帰に期限は設けないコルツLTフィッシャー

2021年05月16日(日) 01:44

カンザスシティ・チーフスのエリック・フィッシャー【AP Photo/Chris O'Meara】

インディアナポリス・コルツは、アキレス腱(けん)を断裂したエリック・フィッシャーがシーズン序盤に戻ってくることを大いに期待している。

しかし、新たに契約したレフトタックル(LT)は現地13日(木)、記者団に対し、復帰のスケジュールは決まっていないと語った。

「言えるのは、俺が“自分のコントロールできるものをコントロールする”タイプだってことさ」とフィッシャーは『Indy Star(インディ・スター)』に語った。「そりゃ、指を鳴らして完璧なアキレス腱が戻ってくればうれしいけど、そういうわけにはいかないだろ。クラブ側は俺の状況に満足している。でも、アキレス腱についてこれ以上の質問は、クリス・バラードかコーチ(フランク・ライク)に任せるよ」

『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートは契約後、コルツがフィッシャーのリハビリ状況について楽観視しているものの、10月までにプレーできる状態にはならないかもしれないと報じている。本当にそうなった場合、最初の先発として考えられるのはオフェンシブタックル(OT)のサム・テビだ。

コルツのシーズン初戦は9月12日(日)のシアトル・シーホークス戦で、続いて第2週が9月19日(日)のロサンゼルス・ラムズ戦、第3週が9月26日(日)のテネシー・タイタンズ戦、第4週が10月3日(日)のマイアミ・ドルフィンズ戦となっている。どこも昨シーズンに最低10勝しているチームばかりだ。2020年のオポネント・ウイン・パーセンテージからすると、最も過酷な序盤戦ということになる。

フィッシャーがフィールドに早く戻れれば戻れるほど、クオーターバック(QB)カーソン・ウェンツの前のコルツのラインは早く固まることになる。

けがを負うまで、キャリアベストのフットボールを見せていたフィッシャーは、カンザスシティ・チーフスでの8年間を終え、新たなスタートを切ることは今の自分にとって必要だったと考えている。

「カットの連絡を受けてすぐ、俺の頭の中は自動的にリセットされた。俺はまだ終わってなんかいないし、まだ何年も残っていると感じている」とフィッシャーはチームの公式ウェブサイトで述べている。「ちょうど今朝、リハビリから車で戻ってくる時にそのことを考えていたんだ。俺にとって最高のリセットだし、新たな始まりだ。まずは努力を続けて、いい形でスタートを切って、俺のキャリア後半に入らないとな。そう考えて、いいリセットができたことにワクワクしていた」

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